基礎情報教育に関連した議論の中間まとめ

○高専の情報基礎教育
 高等学校普通科の教科「情報」を意識したものとする。
 教科「情報」の概要
  一般教科としての位置付け(担当は、専門教員でもかまわない)
  学年は1〜3年(高専の場合は1年)で2単位1科目必修
  教科「情報」の柱(キーワード)
   情報活用の実践力
   情報の科学的な理解
   情報社会への参画

 情報処理学会で出された報告書を検討する。
 「短期高等教育における情報処理教育の実態に関する調査研究(平成7年3月)
 報告書の概要
  専門共通的な位置付け
  1年:情報処理基礎I(コンピュータリテラシー) 2単位 
  1,2年:情報処理基礎II(プログラミング&アルゴリズム) 4単位
 当時と現状との違いを考えた上で、共通認識の出発点とする。

○調査すべき事項
・各高専の情報基礎教育(にあてている)時間数の調査[fie-ml:00013]
・専門学科毎の情報教育内容等の調査[fie-ml:00014]
  高専における情報処理教育について
  基礎情報処理教育について
  情報リテラシー教育に対する各学科の状況(今年度の実施内容)について

・情報基礎教育に使用するパソコンを学生に購入させている高専はないか[fie-ml:00041]
  富山商船高専情報工学科で学生にノートパソコンを購入してもらい演習を実施
   参考文献:阿蘇司, 門村英城, 新開純子:ノートパソコンを用いた情報処理教育の試み
        平成9年度情報処理教育研究集会講演論文集, pp.180-190(1988)
  教育用パソコンを学生に強制的に購入させていますか

○問題点
 「基礎情報」教育の概念が確立されていないなか、コンセンサスが得られるか。
 現行の「情報処理教育」は教科「情報」の扱う内容とかなり異なることが認識されているか。
 各学科ごとに、各教官が個別に、各自の考え方に基づいて対応しているのが実態である。
 実施時間を確保できるか。
 「リテラシー教育」として取り組まれているが、すでに学んだ入学する学生が増えている。
 専門教育とのインタフェースを誰が、どのようにとるのか。
 共通の情報教育が必要か。学科独自で運用した方が効率的ではないか。
 どのように教えるかも議論しなければならない。
 情報嫌いの学生、情報機器を使った授業に難色を示す教員がいる。
 授業の情報化という総論では賛成さだが、各論では問題点の指摘に終始している。
 教員間の間のコミュニケーションや信頼関係が不充分ではないか。