用語解説(改訂版)
- 1次情報(primary information), p.6, 20
- 人の意見を聞いたり,実地調査・アンケート調査・実験を行って自ら収集した
情報など,加工されていない直接的な情報のことを指す.
旅行計画を立てる場合には,友達の意見が1次情報となる.
- 関連事項:
情報源,
2次情報
- 2元(値)情報(binary information), p.123
- ディジタル情報は,0と1という2値で表され,
数学的には2進数(法)で扱われるので,このように言われる.
- 関連事項:
情報量,
ビット
- 2次情報(secondary information), p.6, 20
- 書籍や新聞,ラジオやTV,データベースやインターネットなどから入手できる,
あらかじめ整理・加工された間接的な情報のことを指す.
旅行計画を立てる場合には,旅行ガイドブックやパンフレット,
インターネットの Webページに書かれている情報が2次情報となる.
- 関連事項:
情報源,
1次情報
- 2値画像(binary format image), p.136
- 画像を白か黒の2値で表現した画像のこと.白黒画像ともいう.
- 関連事項:
白黒画像
- 2分木(binary tree), p.148
- 木の一種で,どの頂点も子を2個までしか持たないもの.
- 関連事項:
木
- 関連URL:
2分木について(追加説明)
- 5大装置(five basic components), p.94
- コンピュータの基本構成要素である入力装置,演算装置,記憶装置,制御装置,
出力装置の総称.
- 関連事項:
入力装置,
出力装置,
演算装置,
制御装置,
記憶装置
- A/D変換(analog-digital conversion), p.132
- 連続した量であるアナログの入力信号を離散的なディジタルの出力信号に変換すること.
- 関連事項:
D/A変換
- AND演算(AND operation), p.100
- 論理演算の基本3演算のうちのひとつ.
「かつ」あるいは「しかも」という意味で,入力がすべて1のときのみ出力が1となる演算.
- 関連事項:
基本3演算
- ARPANET
(Advanced Research Projects Agency Network), p.174
- 米国国防省の高等研究計画局(ARPA)の支援のもとに進められた世界初の研究機関ネットワーク.
ネットワークアーキテクチャーという体系を構築することにより,ネットワーク資源の共有を可能にした.
- 関連事項:
インターネット
- 関連URL:
History of ARPANET,
ARPANET Maps
- ASCIIコード
(American Standard Code for Information Interchange), p.129
- 米国規格協会(ANSI)が1962年に制定した文字コードのこと.
アルファベット・符号・数字・制御コードを7ビットでコード化している.
ASCIIコードは,国際標準化機構(ISO)で国際規格(ISO646)として規定され,
JISコードにも取り入れられている.
- 関連事項:
JISコード
- 関連URL:
ASCII Table Reference(ISO-646-US-ASCII),
JIS8 単位コード表
- ATRAC
(Adaptive Transform Acoustic Coding), p.134
- 光磁気記憶装の一種であるMD (Mini Disk)で採用されている音声圧縮技術のこと.
- 関連事項:
圧縮,MD
- Bcc(Blind Carbon Copy), p.53
- ブラインドカーボンコピー.
同一内容の電子メールを複数人に一度に送りたいときに使う機能.
電子メールツールのBcc欄に書いたすべてのメールアドレスに宛てて電子メールが送信される.
Ccと違い,受信者にはBcc欄に書かれていた内容は伝わらない.
- 関連事項:
電子メール,
Cc(カーボンコピー)
- bit, p.10
- ビットを参照
- BMP(BitMaP, Windows device independent bitmap), p.138
- 画像をビットマップデータして保存する画像ファイル形式の一つ.
データを圧縮しないか,ごく簡単な方法での圧縮しか行わないため,
ファイルのサイズが大きい.
- 関連事項:
ビットマップデータ
- bps(bits per second), p.124
- データ通信や回線などにおいて情報を伝送する際の速度の単位であり,
伝送速度あるいは通信速度と呼ばれる.
1秒間に送ることのできるビット数で表される(ビット/秒).
これに対して,ボー(baud)は変調速度と呼ばれ,1秒間の変調回数を表す.
1回の変調で1ビットを伝送する場合には,bpsとbaudは等しいが,
1伝送符号を多値ビットに対応させるような変調方式の場合には,
bpsがbaudよりも大きくなる.
- 関連事項:
伝送速度,
baud(ボー,変調速度)
- ◎B to B(Business to Business), p.197
- 情報ネットワーク,特にインターネットを利用した商取引で,
企業(Business)対企業(Business)の取引を指す.
原材料調達,製品販売や受注などに利用される.
- 関連事項:
電子商取引,
B to C,
C to C
- ◎B to C(Business to Customer/Consumer), p.197
- 情報ネットワーク,特にインターネットを利用した商取引で,
企業(Business)対個人(顧客;Customer/消費者;Consumer)の取引を指す.
代表例としてインターネットショッピングなどがあげられる.
- 関連事項:
電子商取引,
B to B,
C to C
- byte, p.11
- バイトを参照.
- Cc(Carbon Copy), p.53
- カーボンコピー.
同一内容の電子メールを複数人に一度に送りたいときに使う機能.
電子メールツールのCc欄に書いたすべてのメールアドレスに宛てて電子メールが送信される.
Bccと違い,Cc欄に書かれたすべてのメールアドレスがすべての受信者に伝わる.
手書きの文章をカーボン紙を使って別の用紙にコピーすることに似ているため,こう呼ばれる.
- 関連事項:
電子メール,
Bcc(ブラインドカーボンコピー)
- CD-ROM(compact disk read only memory), p.20
- Compact Disk Read Only Memoryの略.
読み出し専用の光ディスク記憶媒体で,600MBから700MBのディジタル化された
データを記録させることができる.
- 関連事項:
CD-ROM装置,
DVD-ROM
- 関連URL:
CDファミリーの系譜
- CD-ROM装置(CD-ROM drive), p.97
- CD-ROM上の記録を読み出すための装置.補助記録装置のひとつ.
CD-ROM は,音楽用コンパクトディスク(CD)をコンピュータ用の読み出し専用メモリ(ROM)
として使った記録媒体.
印刷技術を用いて同じデータを持つCD-ROMを大量に安価に製作できるため,
ソフトウェアの配付に多く利用されている.
- 関連事項:
補助記憶装置,
CD-ROM
- CPU(Central Processing Unit), p.13, 14, 96
- 中央処理装置の英語名の省略表現.
コンピュータの構成要素である演算装置と制御装置をあわせた装置で,
コンピュータの中心的な役割を担う装置.
CPU内には,データを一時記憶するための小規模の記憶装置であるレジスタも含まれる.
ひとつのLSI(大規模集積回路)として構成されている場合は,
マイクロプロセッサ(microprocessor)とも呼ばれる.
- 関連事項:
中央処理装置,
演算装置,
制御装置,
マイクロプロセッサ
- CRT(Cathode Ray Tube), p.14
- 陰極線管またはブラウン管ともいう.数年前まではTV受像機や
コンピュータディスプレイのほとんどは,CRT方式であった.
CRTは内部を真空にしたガラス管であり,電子線を発射する電子銃から
表示面まである程度の距離が必要であることから,大きく重いという
欠点がある.このため,近年は液晶ディスプレイのシェアが増加している.
- 関連事項:
出力装置
- ◎C to C(Customer/Consumer to Customer/Consumer), p.197
- 情報ネットワーク,特にインターネットを利用した商取引で,
個人(顧客;Customer/消費者;Consumer)対個人(顧客;Customer/消費者;Consumer)
の取引を指す.
代表例としてネットオークションがあげられる.
- 関連事項:
電子商取引,
B to B,
B to C
- D/A変換(digital-analog conversion), p.132
- 離散的なディジタルの入力信号を連続した量であるアナログの出力信号に変換すること.
- 関連事項:
A/D変換
- DNS(Domain Name System), p.118
- Domain Name System の略.
インターネット上の通信に必要なIPアドレスと,利用者にとって扱いやすいホスト名
(場合によってはFQDNとも呼ばれる)との対応付けを行うシステムである.
インターネット上のDNSサーバ(ネームサーバとも呼ばれる)が協調して,
全世界のホスト名とIPアドレスの相互変換を可能にしている.
- 関連事項:
ホスト名,
IPアドレス
- dpi(dots per inch), p.12
- 写真や絵などの映像(画像)をディジタル化する際に,
1インチ(約2.54cm)あたりをいくつの格子(ドット)に切り分けるかを表す単位
(dots per inch).
プリンタの印字性能や,スキャナの読み取り性能を表す指標として用いられる.
- 関連事項:
画素
- DVD-ROM(digital versatile disk read only memory), p.20
- Digital Versatile Disk Read Only Memoryの略.
読み出し専用の光ディスク記憶媒体で,CD-ROMよりも大容量のデータを
記録させることができる.
映像を記録するときに使用される場合が多い.
- 関連事項:
CD-ROM
- 関連URL:
技術解説(Pioneer)
- EDSAC(Electronic Delay Strage Automatic Calculator), p.174
- ケンブリッジ大学のウィルクスが1949年5月に完成させた
世界初の動作したプログラム内蔵方式の計算機.
- 関連事項:
プログラム内蔵型コンピュータ,
ENIAC
- e-Japan, p.187, 204
- 日本政府が打ち出した,日本が世界において最先端のIT(Information Technology)
国家となることを目標とした基本計画のこと.
平成13年,首相官邸の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)
により策定・発表された.
日本が5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指して,
情報通信ネットワークとコンテンツの整備と高度化を実施するための
高度情報ネットワーク社会化促進政策.
- 関連事項:
e-Japan2002,
電子政府,
情報格差,
情報格差是正,
ディジタルデバイド
- 関連URL:
内閣・高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)
- e-Japan 2002, p.191
- 高度情報ネットワーク社会化促進政策2002年度版
- 関連事項:
e-Japan
- 関連URL:
e-Japan2002プログラム
- e-Learning, p.190
- e-ラーニングを参照.
- e-ラーニング(e-Learning), p.190
- コンピュータネットワークや情報機器を利用して,VODなどのマルチメディア教材を活用する教育のこと.
従来の通信教育や遠隔教育よりも,双方向の意見・質疑の交換が容易に行えるという特長がある.
- 関連事項:
遠隔教育制度,
バーチャルユニバーシティ,
VOD
- ENIAC(Elecronic Nuerical Integrator and Calculator), p.174
- 1946年アメリカのペンシルバニア大学のエッカート(Eckert)とモークリー(Mauchly)を中心に開発された
初期のコンピューターの一つ.
それまでのコンピュータに比べ,計算スピードは高速になったが,1880本もの真空管を使い,
非常に巨大で,プログラムの変更は配線の変更によって行うため,不便であった.
- 関連事項:
EDSAC
- 関連URL:
コンピュータ開発の説明
- EUCコード
(Extended Unix Code set), p.130
- 主にUNIXで用いられる国際標準の拡張文字コードのこと.
米AT&Tが制定し,日本の日本語EUC(またはEUC-JP),
韓国の韓国語EUCや中国の中文中国語EUCなどがある.
- 関連事項:
JISコード
- Eコマース(E-Commerce), p.197
- 電子商取引参照.
- FIFO(first in first out), p.150
- 最初に追加したデータから順番に取り出すこと.
キューのデータの追加と取り出しの性質を表している.
- 関連事項:
キュー
- fps(frame per second), p.139
- フレームレートを参照.
- FTTH計画(Fiber To The Home project), p.185
- 2010年を目標に進められている,高速通信が可能な光ファイバを各家庭まで敷設する計画.
2001年には東京や大阪の一部でサービスが開始された.
現在普及しているxDSLに対し10倍程度(100Mbps)の高速通信が実現できる.
- 関連事項:
情報通信ネットワーク
- 関連URL:
総務省:FTTHの実現に向けたネットワーク展望と課題,
FTTH Council
- GIF(Graphics Interchange Format), p.138
- 米国の大手パソコン通信であるコンピュサーブによって開発された
画像ファイル形式の一つ.
256色以下のカラーやモノクロ画像に対応し,
圧縮効率が良くJPEG形式とともにインターネットの標準形式となっていた.
ただ,特許問題がありPNG形式に移行している.
- 関連事項:
JPEG,
PNG
- 関連URL:
http://www.unisys.co.jp/LZW/
- GPS(Global Positioning System), p.186
- 米国が軍事目的で打ち上げた多数の衛星の軌道情報を利用して,
地球上のあらゆる地域で現在地を計測するシステム.
同時に3個ないし4個の衛星からの電波を受信し,三角測量の原理で現在地を計算する.
このため,見通しのよい屋外でしか利用できない.
一般に公開されている電波を利用した場合の測位誤差は10〜100メートル程度といわれている.
- 関連URL:
The Grobal Positioning System: Assessing National Policies
- HTML(Hyper Text Markup Language), p.37, 88
- ハイパーテキスト形式のファイルを,タグを用いて記述しWebブラウザなどで
表示するために用いられるマークアップ言語の一つで,主にホームページなど
WWWで用いられている.
<HTML>や<BODY>などのタグを使ってWebページの編集や
他のページへのリンクを設定する.
- 関連事項:
マークアップ言語,
SGML,
XML,
WWW
- 関連URL:
http://www.w3.org/
- HTMLファイル(Hyper Text Markup Language file), p.37
- HTMLで記述されたテキストファイル.
ファイルの拡張子は一般的に「.html」「.htm」とする.
- 関連事項:
WWW,
Webサーバ,
Webブラウザ
- HTTP(Hyper Text Transfer Protocol), p.119
- Hyper Text Transfer Protocol の略.
インターネット上のWWWサーバ上のWebページ情報を取り出すためのプロトコル.
Webブラウザを利用してWebページを閲覧する際には,利用者が操作している
コンピュータとURLで指定されたWWWサーバとの間でHTTPプロトコルによる通信が
行われる.
- 関連事項:
HTMLファイル,
Webブラウザ,
Webページ,
WWW
- IC(Integrated Circuit), p.13
- 集積化回路.
抵抗,コンデンサ,トランジスタ,ダイオードなどから構成される電子回路を
数センチ角の小さなパッケージに詰め込んだ電子部品を指す.
- 関連事項:
LSI,
VLSI
- IP(Internet Protocol), p.164
- ネットワークに接続された機器間で通信を行うとき,相手を決めるための住所付けをしたり,
相手までの通信を決める経路付けなどの取り決めのこと.
現在もっとも普及しているネットワークプロトコルで,インターネットのパケット通信の標準プロトコルでもある.
OSI参照モデルの第3層(ネットワーク層)に位置する.
TCPと組み合わせて使われるので,TCP/IPとして表現されることが多い.
- 関連事項:
通信プロトコル,
インターネット,
パケット,
OSI,
TCP,
UDP
- ISO(International Organization for Standardization), p.113
- 国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略.
工業製品の国際標準化を目的とした国際機関で,様々な工業製品などの規格を作っている.
日本では日本工業規格(JIS)が,ISOの規格に対する日本の規格に相当する.
- 関連事項:
デファクトスタンダード
- 関連URL:
ISO,
日本規格協会(JIS)
- JIS漢字コード
(Japanese Industrial Standards Kanji code), p.130
- 日本工業規格(JIS)で規定されている漢字を中心とした日本語用の文字コードのこと.
JIS X 0208で規定され,漢字としては2965字の第1水準および3388字の
第2水準が定められており,さらに追加の作業も行われている.
- 関連事項:
JISコード,
シフトJISコード
- JISコード
(Japanese Industrial Standards code), p.129
- 日本工業規格(JIS)が規定した日本語を扱うための文字コードのこと.
ASCIIコードにほぼ対応したJIS7単位コード,
半角カタカナを含むJIS8単位コードに加え,漢字を含んだJIS漢字コードがある.
インターネット上の電子メール交換やネットニュース配送などでは,
日本語表現にJISコードを基にしたISO-2022-JPが利用されている.
コンピュータ内部で使用される文字コードとしては,
JISコードを基にしたシフトJISコードやEUCコード,Unicodeが使われている.
- 関連事項:
ASCIIコード,
JIS漢字コード,
シフトJISコード,
EUCコード,
Unicode
- 関連URL:
JIS8単位コード表
- JPEG
(Joint Photographics Expers Group), p.138
- カラー静止画像の圧縮・伸張方式の標準化を進めている
国際標準化機構(ISO)と国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)の合同組織,
またはこの組織が策定した静止画像の圧縮・伸張方式のこと.
階調が連続的に変化する写真のような自然画像に適した形式で,
圧縮率を変更でき高圧縮率である.
非可逆圧縮方式のため,原画像を完全に復元することはできない.
- 関連事項:
圧縮,
伸張,
階調,
非可逆方式
- 関連URL:
http://www.jpeg.org/
- LAN(Local Area Network), p.117
- Local Area Network の略.
学校や会社,事務所などの比較的狭い場所で利用される情報通信ネットワークで,
一般に高速な通信回線で,コンピュータ類を相互に接続する.
最近のLANでは,Ethernetあるいはその改良版のネットワークインタフェース層を持ち,
上位層にはインターネットと同じプロトコルを用いることが多い.
- 関連事項:
通信プロトコル
- LHA, p.130
- アーカイブ機能を備えたファイルを圧縮・解凍するソフトウェアの一つ.
吉崎栄泰氏が開発したフリーソフトウェアで,日本で普及している.
仕様が公開されているので,種々の対応ツールが開発されている.
- 関連事項:
lzh,
アーカイブ機能
- LIFO(last in first out), p.149
- 最後に追加されたデータから順に取り出すこと.
スタックのデータの追加と取り出しの性質を表している.
- 関連事項:
スタック
- login, p.155
- ログインの項を参照.
- logoff, p.155
- ログインの項を参照.
- logon, p.155
- ログインの項を参照.
- logout, p.155
- ログインの項を参照.
- LSB(Least Significant Bit), p.127
- 最下位ビットを参照.
- LSI (Large Scale Integrated), p.13
- 大規模集積化回路.
一つのICに数百〜数千個の論理演算素子(2進数の演算を行う回路)を集積化したもの.
- 関連事項:
IC,
VLSI
- lzh, p.130
- 日本で普及しているファイル圧縮形式の一つ.
吉崎栄泰氏が開発したフリーソフトウェアLHAで使用されている.
圧縮率に優れておりアーカイブ機能と組み合わせて,
ネットワーク経由のソフトウェア配布での圧縮方式としてよく利用されている.
- 関連事項:
LHA,
アーカイブ機能
- ◎LZWアルゴリズム
(Lempel Ziv Welch algorithm), p.138
- 1984年にSperry社(現在のUnisys社)のTerry Welchが発表した
データ圧縮アルゴリズムで,1977年にAbraham LempelとJacob Zivが発表した
辞書圧縮という手法をWelchが改良したので,こう呼ばれる.
画像ファイルのGIF形式では,このアルゴリズムを採用している.
- 関連事項:
圧縮,
GIF
- MARS-101
(Magnetic Electronic Automatic Reservation System), p.187
- 1964年に日本の旧国鉄が開始した座席予約システム.
日本最初の情報システムといわれている.
- 関連事項:
情報システム,
SAGE,
SABRE
- 関連URL:
旅客販売総合システム(マルス)
- MD(Mini Disc), p.6
- Mini Disc の略.情報圧縮方式 ATRAC を採用することで,
MD 1 枚に音楽 CD 1〜4 枚程度の音声情報をディジタル形式で記録・再生する
ことができる.ディジタル形式ではコピーの際に情報の劣化が起こらないため,
著作権の侵害が問題となるが,MDでは機器や記録ディスクの価格に著作権料を含めるとともに,
コピー可能な回数を制限することで一定の制限を実現している.
- 関連事項:
ATRAC,
著作権
- 関連URL:
Sony History-MiniDisc
- MP3(MPEG-1 audio layer3), p.134
- 動画の圧縮・伸張方式の一つであるMPEG-1で利用される音声圧縮方式の一つ.
音楽CD同等の音質を保ったまま,もとのデータ量を約1/11に圧縮できる.
MP3には著作権保護機能が組み込めないため,
市販音楽CDの違法コピーをMP3で圧縮しインターネットを通じて配布するという
問題が起こっている.
- 関連事項:
圧縮,
MPEG,
著作権
- MPEG(Moving Picture Experts Group), p.139
- 動画の圧縮・伸張方式の標準化を進めている国際標準化機構(ISO)と
国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)の合同組織,
またはこの組織が策定した動画の圧縮・伸張方式のこと.
再生時のデータ転送速度が1.5Mbps程度でVHSビデオ並みの画質のMPEG-1,
再生時のデータ転送速度が4〜15Mbps程度でS-VHSビデオ並みの画質のMPEG-2など,
複数の方式がある.
- 関連事項:
MP3
- 関連URL:
The MPEG Home Page,
技術解説(Pioneer)
- MSB(Most Significant Bit), p.126
- 最上位ビットを参照.
- NOT演算(NOT operation), p.100
- 論理演算の基本3演算のうちのひとつ.
「ではない」(否定)という意味で,入力が1ならば出力は0,
入力が0ならば出力が1となる演算.
- 関連事項:
基本3演算
- NPO(Non-Profit Organization), p.204
- Nonprofit Organization の略で,民間の非営利組織のこと.
営利目的ではなく,非営利的に様々な活動を行う団体.
- 関連URL:
内閣府-国民生活政策-NPO
- OR演算(OR operation), p.100
- 論理演算の基本3演算のうちのひとつ.
「または」という意味で,入力のいずれかが 1 のとき出力が1となる演算.
- 関連事項:
基本3演算
- OS(Operating System), p.102, 103
- オペレーティングシステムの略語.
- 関連事項:
オペレーティングシステム,
基本ソフトウェア
- OSI(Open System Interconnection), p.113
- 開放型システム相互間接続(Open Systems Interconnection)の略.
ISOにより,異なるコンピュータ類の間のデータ通信を可能にするための
方針として定められた規格である.
データ通信の機能を7階層に分類した参照モデルが有名である.
- 関連事項:
ISO,
通信プロトコル
- P2P(Peer to Peer), p.121, 168
- コンピュータ同士がサービスを提供する側(サーバ)としても,
サービスを受ける側(クライアント)としても働くようなネットワークの接続形態.
ファイル共有などを行うP2Pソフトが多く利用されているが,情報漏えいや
コンピュータウィルス被害などの問題がある.
- 関連事項:
ファイル共有
- PCM(Pulse Coded Modulation), p.134
- パルス符号変調を参照.
- PDA(Personal Digital Assistance), p.16, 185
- 携帯情報端末を参照.
- phishing, p.65
- フィッシング詐欺を参照.
- PNG(Portable Network Graphics), p.138
- インターネットなどのネットワーク環境で画像データを扱うことを考慮して
開発された画像ファイル形式の一つ.
特許問題のあるGIF形式よりも圧縮効率が高く,
WWW(world wide web)の標準化団体W3C(World Wide Web Consortium)が
標準形式として推奨しており,普及しつつある.
- 関連事項:
JPEG,
GIF
- 関連URL:
http://www.w3.org/
- POP(Post Office Protocol), p.120
- Post Office Protocol の略.
インターネット上の電子メールを利用者がサーバから取り出すためのプロトコルで,
一般の利用者には,電子メールの受信用のプロトコルに相当する.
POPにはいくつかのバージョンがあり,現在はPOP3と呼ばれるものがよく使われている.
- 関連事項:
電子メール,
SMTP
- PPP(Point-to-Point Protocol), p.117
- Point to Point Protocol の略.
2点間の通信において,通信路機能やネットワークインタフェース層といった,
低い階層の機能で使われるプロトコルの一種である.
電話回線によるダイアルアップ接続でよく使われ,認証等の機能も持っている.
最近ではLAN上で同様の機能を実現するPPPoE(PPP over Ethernet)も実用となっている.
- 関連事項:
通信プロトコル
- RAM(random access memory), p.97
- 記憶場所によらず一定時間内に,データの読み書きが可能な記憶装置の総称.
記憶場所が番号付けされており,その番号(アドレス)を指定することにより,
任意の場所のデータが読み書き可能となる.
主記憶装置は,一般に半導体メモリで構成されるRAMが用いられる.
そのため,RAMが主記憶装置や半導体メモリを指す場合もある.
半導体メモリの他に,ハードディスク, CD-ROM なども RAM といえる.
RAM の対となる言葉は磁気テープなどのシーケンシャルメモリ(順次記憶装置)である.
- 関連事項:
主記憶装置,
半導体メモリ
- RGB表色系(red-green-blue color system), p.136
- 色を光の三原色(赤[red]・緑[green]・青[blue])の組み合わせとして
表現する表示方法のこと.3色の組み合わせですべての色を表現でき,
3色とも最大で白色,最小で黒色になる.
- 関連事項:
フルカラー
- SABRE, (Semi Automatic Business Research Environment), p.187
- 1964年に米国でサービスを開始された,航空会社の座席予約・会計システム.
米国全土の営業窓口に設置された端末から航空機の座席予約を行うことが可能で,
世界最初の商用情報システムといわれている.
- 関連事項:
情報システム,
SAGE,
MARS-101
- SAGE(Semi-automatic Ground Environment), p.187
- 1958年に米国で完成した,米国全土を覆う対空レーダ網と管制センタを通信回線で結び,
不法侵入する航空機やミサイルを迎撃するための軍事用防空システム.
世界最初の情報システムといわれている.
- 関連事項:
情報システム,
SABRE,
MARS-101
- ◎SGML(standard generalized mark-up language), p.131
- 文書の意味と構造を簡単なマークで記述するマークアップ言語の一つ.
電子出版や大規模な文書処理に利用されており,
1986年に国際規格(ISO 8879-1986)になった.
これをもとに,インターネットのWebページに最適化したものに,HTMLやXMLがある.
- 関連事項:
マークアップ言語,
HTML,
XML
- SMTP(Simple Mail Transfer Protocol), p.120
- Simple Mail Transfer Protocol の略.
インターネット上で電子メールの配送に用いられるプロトコルで,一般の利用者には,
電子メールの送信用のプロトコルに相当する.
電子メールは,SMTPにより受信者が登録されているPOPサーバまで届けられる.
- 関連事項:
電子メール,
POP
- SOHO(Small Office Home Office), p.192
- 小規模オフィスや家庭オフィスを示す.
アメリカのシリコンバレーなどのIT企業で,才能があり優秀であったため,
企業内で半ば独立した技術者や労働者が,企業内にオフィスを提供されたり,
完全に独立した個人事業者として企業内にオフィスを提供されることが目立った.
こうした優秀な技術者でもある個人事業者は,やがて,
企業から外に出て自宅内のオフィスや小規模なオフィスを構え,
インターネットを利用して出身企業や他の企業と取引をするようになった.
これらの小規模なオフィスを Small Office Home Office とよび,
略してSOHOになったのである.
日本では,インターネットにつながっているだけのただ単なる小規模オフィスや
家庭オフィスをSOHOということが多い.
- 関連事項:
シリコンバレー
- SSL(Secure Socket Layer), p.51, 64
- WebサーバとWebブラウザ間の通信の安全性を確保するために開発された機能で,
Webサーバを認証する機能と通信内容を暗号化する機能をもつ.
アメリカのネットスケープ社が提唱している.
SSLはインターネットの階層構造のなかのトランスポート層とインターネット層の間に組み込まれる.
クレジットカード番号や個人情報のやりとりにはこの機能を使うことが望ましい.
現在利用されているほとんどのWebブラウザがこの機能に対応している.
- 関連事項:
暗号化,
インターネットの階層構造,
個人情報,
セキュリティ機能
- TCP(Transport Control Protocol), p.117
- Transmission Control Protocol の略.
トランスポート層の機能を実現するプロトコルの一種で,信頼性の高い通信を提供する.
UDPと異なり,誤り制御等を行うことで上位層に対して高い信頼性を実現するが,
処理が遅いという特徴を持つ.
- 関連事項:
トランスポート層,
UDP
- UDP(User Diagram Protocol), p.117
- User Datagram Protocol の略.
トランスポート層の機能を実現するプロトコルの一種で,高速な通信を提供する.
誤り制御などの処理は行わないため信頼性は低いが,
TCPと比較して高速な処理が可能となる特徴を持つ.
- 関連事項:
トランスポート層,
TCP
- u-Japan, p.197
- 日本政府が e-Japan 計画をさらに推進させ,
2010年を目標に「いつでも,どこでも,何でも,だれでも」ネットワーク接続が可能な
「ユビキタスネット社会」を実現させるために進めている政策.
- 関連事項:
e-Japan,
ユビキタスコンピューティング
- 関連URL:
総務省・u-Japan政策
- Unicode, p.130
- 世界中の文字を16ビット(2バイト)で表現し,
一つの文字コードで多国語処理を可能にしようとする文字コードのこと.
米国の情報関連企業が中心となって提唱し,
国際標準化機構(ISO)でUCS-2として標準化された.
現在は,Unicode全体が4バイト(UCS-4)に拡張されている.
UCS-2では,中国語・日本語・韓国語で同じ意味や同じ起源の漢字に
同じコードを割り当てており,従来のコードとの互換性がないのと,
文化の違いを無視しているとの反発もある.
- 関連事項:
文字コード,
JISコード,
EUCコード
- 関連URL:
Unicode Home Page
- URL (Uniform Resource Locator), p.23
- Uniform Resource Locatorの略.
インターネット上にあるホームページやファイルにアクセスするときに入力する.
アドレスという場合もある.
ホームページやファイルには,それがインターネット上のどこに存在するかという
情報がつけられている.
- 関連事項:
ホームページ,
Webページ
- VDT障害(Visual Display Terminal Disorder), p.208
- コンピュータに向かって長時間仕事を続けることによって目の疲れ・肩凝り・
腰痛などの健康上の問題を引き起こす症状のことをいう.
- 関連事項:
テクノストレス,
クレイグ・ブロード,
テクノ不安症,
テクノ依存症
- VLSI(Very Large Scale Integrated), p.13
- 超大規模集積化回路.
一つのICに1万個以上の論理演算素子(2進数の演算を行う回路)を集積化したもの.
- 関連事項:
IC,
LSI
- VOD(Video On Demand), p.186
- ネットワーク上のサーバに動画像データを蓄積しておき,
利用者の要求に応じて配信を行うサービス.
TV放送と異なり,利用者は自分の生活に合わせて見たいときに
見たい映画や番組を視聴することができる.
一方,VODの実現には高速なネットワーク整備,著作権処理の対応などの課題が残されている.
- 関連事項:
著作権
- Webブラウザ(Web browser), p.17
- インターネットの基本サービスであるWWWを利用してハイパーテキストを
閲覧するためのアプリケーションソフトウェア.
Webブラウザは,利用者がURLによって指定したインターネット上のWebサーバと
HTTPプロトコルによって通信し,送られてくるHTMLファイルなどの情報を
解釈して表示内容を構成する.
- 関連事項:
WWW,
アプリケーションソフトウェア,
URL,
HTTP,
HTMLファイル,
- Webページ(Web page), p.17, 180
- インターネットの基本サービスであるWWWを利用して閲覧することのできる
ハイパーテキスト情報を指す.
WebページはHTML言語で記述されたHTMLファイルと,そこに関連付けられた
画像ファイルや音声ファイルなどから構成される.
ホームページと呼ばれることが多いが,ホームページの本来の意味は,
Webブラウザに設定した起動直後に表示されるWebページのこと.
- 関連事項:
Webブラウザ,
WWW,
HTML言語,
HTTP
- WWW(World Wide Web), p.17
- インターネットの基本サービスの一つで,関連情報を相互参照することができる
Webページと呼ばれるハイパーテキスト情報を,Webサーバと呼ばれるコンピュータで
公開することができる.
サービスの利用者はWebブラウザと呼ばれるソフトウェアを利用して,
情報を簡単に収集・閲覧することができる.
文字ばかりでなく音や映像を含むマルチメディア情報を手軽に扱えることから,
インターネットを爆発的に普及させる要因となった.
- 関連事項:
インターネット,
電子メール,
ネットニュース,
電子掲示板
- ◎WYSIWYG(What You See Is What You Get), p.131
- What You See Is What You Get の略.
(見えているものが得られるもの)のことで,
文書や図形などがディスプレイに表示された通りにプリンタで印刷できることを意味する.
- 関連事項:
文書処理ソフトウェア,
マークアップ言語
- XML(eXtensible Markup Language), p.88
- テキスト文書に意味を付加するためにタグを埋め込み記述するマークアップ言語の一つ.
文書構造の定義を独立させることで,HTMLで可能な表示方法の指定だけでなく,
文字列等に意味を付加できるようにしたWebページ記述用のマークアップ言語.
オブジェクト指向の階層構造を持ち,強力な表現能力に加えて,
ネットワーク経由でデータを伝送することができるので,
データの共有や再利用にも使われている.
- 関連事項:
マークアップ言語,
HTML
- 関連URL:
http://www.w3.org/,
http://www.xml.org/
- zip, p.130
- 世界的に広く使われているファイル圧縮形式の一つ.
拡張子に".ZIP"が使われることが多い.
自己解凍できる実行ファイル形式で,解凍プログラムが必要ない形式もある.
- 関連事項:
lzh
- アーカイブ機能(archive function), p.130
- 複数のファイルをひとまとめにする機能.
これにより作られたファイルをアーカイブ(書庫)ファイルといい,
代表的な形式にlzh(LHA)形式がある.
- 関連事項:
lzh,
LHA
- アウトソーシング(outsourcing), p.191
- 外部委託ともいい,企業内で必要だが中心的でない業務サービスを企業の外部から供給してもらうこと.
企業が,主にIT部門の中心的でない業務,あるいは外部サービスを利用したほうが有利な業務を,
例えば給食サービスなどを,外部に委託して中心的な業務に人・もの・資金の経営資源を集中すること.
その目的は外部委託の専門性と柔軟性を利用することにより,人件費などの費用削減を実現することである.
- 関連事項:
リストラクチャリング
- アクセシビリティ(accessibility), p.58
- 高齢者や障害者にとって利用しやすいWebページであるかどうかを評価するめやす.
音声や画像に代替テキストが指定されているかどうかなどで,アクセシビリティの高さを評価する.
日本工業規格(JIS)でも「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス - 第3部:ウェブコンテンツ」として規定されている.
- 関連事項:
Webページ,
HTML,
読み上げソフト
- 関連URL:
こころWeb,
日本規格協会(JIS)
- アクセス制御(access control), p.162
- ネットワーク接続やOS上のファイルなどの資源へのアクセスを定められた
ルールに従って許可したり,拒絶したりする制御のことである.
アクセス制御ルールは技術の細部について設定されるので,
ルール自体からは何についてアクセス制御を行うかがわかりにくい.
そこで,何を守るのかを定義するセキュリティポリシーを定め,
これを実現するようにアクセス制御のルールが定められる.
- 関連事項:
ファイアウォール,
セキュリティポリシー
- アクセスパーミッション
(access permission), p.64
- コンピュータやネットワークなどに接続あるいはデータの書き込みや読み出しに
対しての許可の権利をさす.
一般には,文書の保護をするためにファイル単位に,
その文書をアクセスする許可権を設定することを意味する.
- 関連事項:
アクセス権
- 圧縮(compression), p.124
- ディジタル情報の持つ種々の性質を利用して情報量を減らすこと.
これにより,伝送時間を短縮したり,記録メディアの量を減らすことができる.
- 関連事項:
伸張
- 後入れ先出し(last in first out), p.149
- LIFOを参照.
- アナログ情報(analog information), p.8
- アナログ量で表された情報.
- 関連事項:
アナログ,
アナログ量
- アナログ量(analog quantity), p.8
- 連続的に変化する量.
例えば,水銀柱温度計の水銀柱の高さは温度変化にあわせて伸縮するアナログ量である.
- 関連事項:
ディジタル量
- アプリケーションソフトウェア
(application software), p.102
- 応用ソフトウェアと同義.
- 関連事項:
応用ソフトウェア
- アルゴリズム(Algorithm), p.83, 141
- 問題を解決するための処理の手順を整理したもの.
手順を記述するためには,その対象であるデータに関する記述(データ構造)も必要である.
アルゴリズムとデータ構造を厳密に記述したものがプログラムである.
- 関連事項:
シミュレーション,
データ構造,
プログラム,
コラム「アルゴリズムの特徴」(pp.138-139)
- アンケート調査(questionnaire survey), p.22
- 不特定多数の意見を聞くために行う調査のことをいう.
回答方式は,YES-NO方式,3肢選択方式,5肢選択方式,自由記述方式など,
目的に応じてさまざまである.
- 関連事項:
1次情報,
電子メール,
Webページ,
電子掲示板
- 暗号(cryptograph), p.157
- 暗号とは,情報をあるキーワードを用いて一定のアルゴリズムで
当事者以外に内容を理解できないように書き換えてしまう方法のことである.
書き換える前の情報のことを平文(plaintext)といい,
書き換えられた後の情報を暗号文(ciphertext)という.
そして,この書き換えのことを暗号化(encryption, enciphering)という.
当事者間はキーワードとアルゴリズムを知っているので,
書き換えられた情報を復元することができる.
このキーワードは暗号化鍵(encryption key)あるいは単に鍵(key)と呼ばれる.
大切な情報を暗号という箱に鍵をかけてしまうとイメージすればよいだろう.
復元することは復号化(decryption, deciphering)という.
暗号はコンピュータとインターネットの登場で爆発的に研究が進んだ分野の一つである.
現在は,インターネットより自由に利用できる暗号用ソフトウェアが入手できるようになった.
これは非常に画期的なことである.
歴史上,暗号は政府機関で秘密裏に開発されることが多く,
そのため一般市民が暗号技術を利用することはできなかったからである.
暗号技術の一般社会への普及は喜ぶべきことではあるが,負の側面があることも無視できない.
犯罪者が犯罪行為の際のデータを最新の技術で暗号化するようになると,
警察当局が犯罪の証拠を集めるのが困難になるからである.
最近ではテロリストの連絡に利用されているなどの憶測もされている.
国によっては,このような理由に暗号技術の利用を規制しているところもある.
- 関連事項:
秘密鍵暗号,
公開鍵暗号,
アルゴリズム
- 暗号化(encryption, enciphering), p.157
- 暗号の項を参照.
- 暗号文(ciphertext), p.157
- 暗号の項を参照.
- アンチウィルスソフト(antivirus software), p.64
- ウィルス対策ソフトを参照.
- いたずらメール(hate e-mail/harassing e-mail), p.70
- 特定の人を対象に,相手の嫌がる内容のメールを送ったり,
他人になりすましてメールを送りつける
-
ネチケット
- 一方向伝達(unidirectional transmission), p.5
- 情報の送り手と受け手の役割が決まっていて,一方向にしか情報が伝えられない伝達方式.
例としてラジオやTVの放送,WWW,電子掲示板が挙げられる.
- 関連事項:
双方向伝達
- 違法情報(illegal information), p.204
- 法令の規定に違反し又は他人の権利を侵害する情報,
つまり明らかに法律に触れる情報のこと.
- 関連事項:
有害情報,
フィルタリングソフト,
日本国憲法
- インターネット(the Internet), p.16
- ほぼ全世界にまたがる情報通信ネットワークの集合体のことを指す.
1969年に米国国防総省によってはじめられた,軍事目的のARPANETを起源とし,
1986年に構築されたNSFnet が基幹ネットワークとなり,発展してきた.
- 関連事項:
情報通信ネットワーク,
ARPANET
- 関連URL:
Internet History,
Historical Maps
- インタフェース(interface), p.14
- 情報機器において処理装置と入出力装置の接続部を指す.
SCSI,USB,IEEE1394などと呼ばれるいくつかの規格がある.
規格に従った入出力装置や補助記憶装置を必要に応じて接続することで,
情報機器の機能や役割を変更することができる.
- 関連事項:
情報機器,
処理装置,
入力装置,
出力装置,
補助記憶装置
- ウィルス対策ソフト
(antivirus software), p.169
- コンピュータウィルスを発見し感染活動を防止したり,
ウィルスを削除したりするソフトウェアのことである.
ワクチンソフトウェアともいう.
ウィルスの検出は,各ウィルスについてそれぞれの特徴を収集しておいて,
データ中にこれらの特徴の存在を調べることでおこなう.
このウィルスの特徴のことをウィルスパターンあるいはシグニチャという.
ウィルス対策ソフトとして求められる主たる機能はリアルタイム検出,
定時スキャン,ウィルスパターンの自動アップデートである.
- 関連事項:
コンピュータウィルス
- ウィルスメール(virus mail), p.71
- コンピュータに悪影響を与える不正プログラムが付いているメールのことをいう.
- 関連事項:
ワクチンソフト,
添付ファイル,
ネチケット
- ◎打切り誤差(truncation error)
- 計算処理を行っているとき,処理が完全にまたは自然に終了する前に,
指定された規則に従って計算処理を終了させたこと(これを“打切り”という)
により生じた誤差のこと.
- 関連事項:
丸め誤差
- 関連URL:
丸め誤差と打切り誤差
- 枝(branch), p.147
- 辺と同じ.
- 関連事項:
グラフ,
辺
- 絵文字(text art), p.52
- 文字や記号の組合せで表現した絵.
代表的なものとして「(^-^)」のような顔文字がある.
表示に使う書体によって見え方が異なる.
- 関連事項:
書体
- 遠隔医療(remote medicine), p.193
- 映像伝送を中核とした情報の伝送によって何らかの診療行為を行う医療.
例えばブロードバンドを利用して患者と医者・病院とをインターネットで結び,
テレビ会議システムを通して遠隔地の病院から患者を観察する.
医者は患者の病気の状態を把握して診断し,患者への指導を行うことができる.
最近ではこうした予防医学,在宅医療,総合判断だけでなく遠隔手術が国際間で行われている.
- 関連事項:
テレビ会議システム,
ブロードバンド,
マルチメディア
- 遠隔教育制度(remote education system), p.190
- 離れた場所同士で,直接対面せずとも知識の授受などの教育・学習が成り立つ仕組み.
郵便・FAXを利用した通信教育やラジオ・テレビによる放送教育,
インターネットを利用した双方向教育(e-ラーニング)がある.
インターネットを利用した大学教育はバーチャルユニバーシティといわれる。
- 関連事項:
バーチャルユニバーシティ,
e-ラーニング
- エンキュー(enqueue), p.150
- キューにデータを追加すること.
- 関連事項:
キュー,
デキュー
- ◎演算装置(arithmetic unit), p.94
- 算術演算(加算など)と論理演算(AND演算など)を実現する装置.
コンピュータ内でデータの処理(加工)を実行する装置である.
コンピュータの5大装置のうちのひとつであり,CPUの構成要素のひとつでもある.
算術論理演算装置(arithmetic and logic unit),略して ALU とも呼ばれる.
- 関連事項:
CPU,
中央処理装置,
5大装置
- 応用ソフトウェア(application software), p.102
- コンピュータを使って特定の問題を解決するために利用するソフトウェア.
基本ソフトウェアに対する言葉.
ワードプロセッサ,表計算,ゲーム等は応用ソフトウェアである.
応用プログラムともいう.
- 関連事項:
基本ソフトウェア
- オペレーティングシステム(operating system), p.102, 103
- 人(利用者,管理者,プログラマ)が,コンピュータを効率良く使えるようにするための
基本ソフトウェアのひとつ.
パーソナルコンピュータの場合は,電源をいれると自動的に起動するソフトウェア.
一般に複数のプログラムから構成される.OSと略される場合も多い.
- 関連事項:
OS,
基本ソフトウェア
- 親(father), p.148
- 頂点sからtに向けた辺がある場合,頂点sはtの親である.
- 関連事項:
木,
子
- 音声情報(audio information), p.41
- ディジタル化された音声データ.
音声ファイルの保存形式にはWAV形式やMIDI形式などがある.
- 関連事項:
音声録音編集ソフト
- オンラインデータベース(Online Database), p.89
- インターネットなどのネットワークを介して利用できるデータベース
- 関連事項:
検索,
リレーショナルデータベース
- (Webページの)改ざん(alteration), p.56
- Webサーバで公開している情報が,嘘の情報や無関係な画像など,
別の内容に置き換えられてしまうこと.
通常,Webサーバ上の情報は関係者しか操作できないようになっているが,
Webサーバで使っているソフトウェアにセキュリティホールがあると,
第三者による書き換えが可能になってしまうことがある.
- 関連事項:
セキュリティホール
- 階層構造(hierarchical structure), p.27
- ファイルを効率よく整理するために,フォルダの中にいくつかの
フォルダを入れておくことが必要である.
このように階層形式にした整理の仕方をいう.
- 関連事項:
ディレクトリ,
フォルダ
- ◎解像度(resolution)
- ディスプレイの表示,プリンタの印字,イメージスキャナの取り込みなどにおいて,
きめ細かさや滑らかさを表す尺度のこと.
ディスプレイ装置では,1024ドット×768ドットのように画面表示の
ドット構成数で表す.
プリンタやイメージスキャナでは,1インチ当たりのドット数
(dpi: dot per inch)で表す.
- 関連事項:
画素,
dpi
- 外注(outsourcing), p.191
- アウトソーシングを参照.
- 階調(gradation), p.135
- 画像の明暗の程度またはその変化の度合のこと.
グレースケール画像の灰色の度合いや,
カラー画像のRGB成分の明るさのレベルなどがある.
- 関連事項:
グレースケール画像,
カラー画像
- 鍵(key), p.158
- 暗号化と復号化で必要となる知識のこと.
シーザー暗号ではずらす文字数であり,多くの場合は文字列やビット列が鍵になる.
暗号化と復号化で同じ鍵を使う秘密鍵暗号と,
対になる2つの鍵を使い一方を公開しておく公開鍵暗号とがある.
- 関連事項:
暗号化,
復号化,
シーザー暗号
- 可逆方式(lossless system), p.138
- 圧縮と伸張を行っても情報がまったく失われない圧縮方式のこと.
ロスレス(lossless)方式とも呼ばれる.
プログラムや文字データは,可逆方式で圧縮する必要がある.
- 関連事項:
非可逆方式
- 拡張子(extension), p.28
- コンピュータのファイル名は,ABC.***の形式をとっており,
ピリオドの右側の部分***を拡張子という.
ファイルの種類によって異なっている.
たとえばtxtという拡張子はテキストファイルを意味し,
ほとんどのワープロソフトで読むことができる.
- 関連事項:
ファイル,
テキストファイル,
文書ファイル
- 確率モデル(Stochastic Model, Probabilistic Model), p.83
- 時間とともに変動しながら偶然に決まるような現象をモデル化したもの.
- 関連事項:
物理モデル,
数理モデル,
時系列モデル,
モデル化
- 画素(pixel), p.12, 135
- ディジタル的に画像を表現するときの単位要素のこと.
写真や絵などの映像(画像)をディジタル化する際に,画像をこまかい格子に切り分け,
それぞれの格子を代表する色を定めるが,その格子を画素(ピクセル,ドット)と呼ぶ.
pixel は picture element の略語から生まれた.
カラー画像では色のついた点(ドット)のことで,一般に正方形の要素である.
ピクセルを規則正しく縦横に並べることで,任意の画像を表現する.
画素が多いと解像度が上がり,きめ細かな表現が可能となる.
- 関連事項:
ビットマップ,
ビットマップ(ラスタ)データ,
解像度
- 画像情報(image information), p.41
- ディジタルカメラやスキャナから取り込んだ画像データや
画像処理ソフトにより作成・加工された画像データ.
- 関連事項:
画像処理ソフト
- 画像処理ソフト(draw and paint software), p.41
- 図形や画像を作成したり編集したりするソフトウェア.
画像処理ソフトにはドット単位で描くペイントソフトや
直線や円などを組み合わせて描くドローソフトなどがある.
- 関連事項:
ペイントソフト,
ドローソフト
- 仮想店舗(virtual shop), p.197
- バーチャルショップを参照.
- 型(type), p.145
- 整数,実数,文字などのデータの種類のこと.
型はデータの性質であり,データに対して実行できる操作も規定する.
例えば,整数や実数に対しては掛け算を行うことができるが,通常,
文字に対しては実行できない.
- 関連事項:
整数型,
実数型
- 活版印刷術(Letterpress printing way), p.173
- ヨハネス・グーテンベルクは,20年以上の歳月をかけて,活字を使った活版印刷術を発明した.
活版印刷術によって,書物が大量に,安く,速くつくられるようになり,
多くの人々の手に書物が行きわたるようになり,知識は急速に広がり,歴史の流れまでも変えた.
- カテゴリー検索方式
(categorical search/search by category), p.24
- 目的の情報を検索するための方式の一つ.
情報が分野別に分類されているため,
それをたどることによって目的の情報にたどり着くことができる.
- 関連事項:
検索サイト,
キーワード検索
- 貨幣の価値(value of money), p.200
- 貨幣の購買力や交換可能性のこと.
貨幣と交換に様々なものやサービスを手に入れることができることを示す.
貨幣は購買力や交換可能性のシンボル(象徴)であるということもできる.
電子貨幣も貨幣として,購買力や交換可能性をもちうるものであるし,
また電子貨幣も購買力や交換可能性の電子情報によるシンボルである.
- 関連事項:
貨幣の決済機能
- 貨幣の決済機能
(payment and settlement function of money), p.200
- 貨幣が債権債務関係を解消できる機能.
人間関係・取引関係のなかで発生する物的貸借関係や信用取引による債権債務関係を,
貨幣のやりとりで清算し終息させることである.
電子貨幣も貨幣として債権債務関係を解消できるものであってよい.
また解消される債権債務関係も電子情報によるものであってかまわない.
電子貨幣を用いたクレジットカードやデビットカードの支払いは,
電子情報で示された支払い指示によって電子情報上の債権債務関係を
電子情報的に支払い・清算することになる.
- 関連事項:
貨幣の価値
- ◎加法混色(additive color mixture), p.137
- 基本の色を混ぜ合わせることでさまざまな色を表現するとき,
混ぜ合わせる量が多くなると明るくなるもの.
光の三原色(赤[red]・緑[green]・青[blue])の混合がこれに当たり,
すべてを混ぜ合わせると白色(無色)になる.
- 関連事項:
減法混色
- カラー画像(color image), p.136
- 画像を色情報を含めて表現した画像のこと.
色情報の表現として,RGB表示色系がよく知られている.
この表示色系で,RGBのそれぞれの成分について量子化数を256階調(8ビット)
にしたものをフルカラーという.
代表的な保存形式にPPM(Portable Pixel Map)がある.
- 関連事項:
RGB表示色系,
量子化,
フルカラー
- 木(tree), p.148
- グラフの一種で,どの辺も入ってこない頂点が1個だけあり,
閉路を含まず,根から全ての頂点に至ることができる.
- 関連事項:
グラフ
- キーワード検索方式(keyword search), p.24
- 目的の情報を検索するための方式の一つ.
探したい情報に関するキーワードを入力することによって,
そのキーワードに当てはまる情報を選び出す.
- 関連事項:
検索サイト,
カテゴリー検索
- 記憶装置(memory, storage), p.94, 99
- プログラムやデータを記憶しておくための装置.
コンピュータの5大装置のうちのひとつである.
コンピュータ中での利用目的の違いから,主記憶装置と補助記憶装置に分けられる.
主記憶装置の代表例はRAM(半導体メモリ)で,補助記憶装置の代表例はハードディスクである.
- 関連事項:
主記憶装置,
補助記憶装置,
5大装置,
RAM,
ハードディスク装置
- 機械語(machine language), p.105
- CPUが直接実行できる形式(2進数)のプログラミング言語.
CPUが持つ機能に振った番号であるため,CPUの種類(系列)が違うと機械語も違う.
機械語は2進数や16進数等の数字で表現されているが,
それぞれの機能を人間がわかるように表現したアセンブリ言語がある.
- 関連事項:
CPU,
アセンブリ言語,
高水準言語,
実行形式プログラム
- 機種依存文字(platform dependent characters), p.44, 54
- コンピュータによって画面表示できたりできなかったりする文字や記号のこと.
コンピュータでは文字を,0と1を並べた符号(文字コード)によって管理しているが,
JIS等の標準として対応する符号が決められていないものが存在する.
これらの文字や記号に対しては,一般に,コンピュータごとに異なる符号が割り当てられている.
このようにして符号が割り当てられた文字や記号は,コンピュータが変わると正常に表示されず,
文字化けが起こる.
- 関連事項:
Webページ,
電子メール,
文字コード,
文字化け
- 基本3演算(three basic logic operations), p.100
- 論理演算で最も基本となる,AND演算,OR演算,NOT演算の総称.
全ての論理演算は,AND演算,OR演算,NOT演算の組合せにより実現できる.
基本論理演算ともいう.
- 関連事項:
AND演算,
OR演算,
NOT演算,
真理値表
- 基本ソフトウェア(basic software), p.102
- コンピュータの利用を支援する目的のソフトウェア.
例えば,オペレーティングシステム(OS),プログラム開発ソフトウェアのこと.
応用ソフトウェアに対する言葉.
- 関連事項:
応用ソフトウェア,
オペレーティングシステム
- キュー(queue), p.150
- データの追加を一方の端で行い,取り出しをもう一方の端で行うデータ構造.
最初に追加されたデータから順に取り出される.
- 関連事項:
スタック
- 許可権(access permission), p.64
- アクセスパーミッションを参照.
- 記録容量(recording capacity), p.124
- 記録メディアにどれだけの情報量を記録できるかを示す量.多くはバイト(B)で表す.
- 関連事項:
バイト
- クラッカー(cracker), p.67
- 損害を与えるためにコンピュータシステムに侵入する者をさす.
厳密には,現在一般にハッカーといわれる問題になっている人の多くはクラッカーである.
- 関連事項:
不正アクセス,
ハッカー
- グラフ(graph), p.147
- 点と線によって構成されるデータ構造で,点と点の関係を線で表している.
- 関連事項:
頂点,
節点,
辺
- 繰り返し(repeat), p.143
- 手順を実行する仕方のひとつで,ある手順を何度か実行すること.
- 関連事項:
逐次実行,
分岐
- クレイグ・ブロード(Craig Brod), p.209
- アメリカの臨床心理学者.
1984年,著書「テクノストレス」で,コンピュータ作業
従事者に身体的,精神的にみられる病理をテクノストレスと命名した.
- 関連事項:
テクノストレス,
テクノ不安症,
テクノ依存症,
VDT障害
- グレースケール画像(gray scale image), p.136
- 画像を白から黒までの明暗だけで表現した画像のこと.
色の情報を含まないのでモノクロ画像ともいう.
灰色を何階調で表現するかはビット数で表し,1ビットなら白と黒のみ(白黒画像),
8ビットなら256階調,16ビットなら65536階調の灰色を表現できる.
代表的な保存形式にPGM(Portable Gray Map)がある.
- 関連事項:
白黒画像
- クロスサイトスクリプティング
(Cross Site Scripting), p.167
- ユーザを攻撃者のWebサイトに誘導し,そこに仕掛けたスクリプトにより,
標的Webサイトに保存されているユーザ情報を盗む攻撃手法である.
サイト間にまたがってスクリプトが実行されるため,
クロスサイトスクリプティングと呼ばれる.
この攻撃法は,標的サイトのシステムでサーバに送られるデータのチェックが
不適切である場合に可能となる.
他の不正アクセス方法と異なり,攻撃者はユーザのブラウザや標的サーバへ
直接不正アクセスすることなく目的を達成してしまう点が恐ろしい.
つまり,不正アクセスを防ぐ手法でこの攻撃を防ぐことができないのである.
本攻撃を許してしまう脆弱性は,Webサーバソフトウェアではなく主に動的に
コンテンツを作成するシステムにある.
そのため,サーバの脆弱性にくらべて本脆弱性はまだ認知度が低い分
おろそかにされがちである.
さらに,電子商取引サイトなど動的コンテンツによるWebサイトの増加と
あいまって本脆弱性による危険性は増大しているといえるだろう.
クロスサイトスクリプティングの略語はXSSと表記される場合が多い.
単語に忠実に略語をつくるとCSSとなるが,
これはWeb関係の技術であるCascading Style Sheetsの略語と同一となり
紛らわしいため代わりにXSSと表記される.
- 関連事項:
セキュリティホール
- クロック周波数(clock frequency), p.98
- 1秒間に発生するクロックパルスの数.
一般に,クロック周波数が高いほど,コンピュータは速く動作する.
- 関連事項:
クロックパルス
- ◎クロックパルス(clock pulse), p.98
- コンピュータを動作させるために一定の間隔で発生させているパルス信号のこと.
一般に,クロックパルスの発生間隔が短いほど,コンピュータは速く動作する.
- 関連事項:
クロック周波数
- 計算量(computational complexity), p.153
- 問題を解くために必要な手間のこと.
厳密な手間を求めることは難しいので,通常はおおよその目安として,
最悪の場合や平均的な場合の値を用いる.
- 関連事項:
時間計算量,
領域計算量
- 携帯情報端末
(personal digital assistant/handheld terminal), p.16, 185
- 最近の携帯電話のように1台で電話・電子メール端末・Webブラウザ・スケジューラなど
複数の機能を実現する.
携帯可能性を重視し,小型で省電力の電子回路で構成されている.
十数個の入力キーにより機能の選択や,文字入力ができる.
主な出力先は小型の液晶画面である.
- 関連事項:
情報機器
- 検索(Search), p.89
- データベースやサーチエンジンで必要な情報を探すこと.
- 関連事項:
オンラインデータベース,
リレーショナルデータベース
- 検索エンジン(search engine), p.23, 181
- インターネット上で,目的のホームページを探すための検索用のWebページをいう.
キーワードを入力することによって,その情報を持つホームページのリストを表示してくれる.
- 関連事項:
検索サイト,
サーチエンジン
- 検索機能(search function), p.25
- 目的のファイルやWebページを検索するための手段のことをいう.
検索機能には,カテゴリー検索機能やキーワード検索機能などがあり,
状況に応じて検索機能を使いわけて目的の情報を得る.
- 関連事項:
キーワード検索,
カテゴリー検索
- 検索サイト(search engine), p.58
- インターネット上にある希望の情報を検索するサービスを提供するコンピュータや組織.
通常,検索エンジン,サーチエンジンと同じ意味で用いられる.
- 関連事項:
検索エンジン,
サーチエンジン
- 関連URL:
Yahoo! Japan,
Infoseek,
goo,
Google,
Excite
- ◎減法混色(subtractive color mixture), p.137
- 基本の色を混ぜ合わせることでさまざまな色を表現するとき,
混ぜ合わせる量が多くなると暗くなるもの.
光の三原色(赤[red],緑[green],青[blue])の補色
(藍色[cyan],深紅色[magenta],黄色[yellow])の混合がこれに当たり,
すべてを混ぜ合わせると黒色になる.
絵の具やカラープリンタのトナーなどがこれに当たる.
- 関連事項:
加法混色
- 子(son), p.148
- 頂点sからtに向けた辺がある場合,頂点tはsの子である.
- 関連事項:
木,
親
- 公開鍵(common/public key), p.159
- 公開鍵暗号を参照.
- 公開鍵暗号(common/public key cryptosystem), p.159
- 暗号化と複合化で用いる鍵が異なる暗号を公開鍵暗号という.
暗号化に用いる鍵を暗号化鍵とよび,復号化に用いる鍵を復号化鍵という.
暗号化鍵を公開しても暗号は復号化されることはないので,この鍵は公開鍵ともいう.
復号化鍵は秘密にしておかなければならないので秘密鍵という.
なお,二つの鍵の間には,公開鍵から秘密鍵は用意に求まらないという条件が必要である.
公開鍵暗号の登場により,はじめてインターネットのような盗聴される
危険性のある回線でも安全な通信が行えるようになった.
秘密にしたい通信を行う場合は,まず,受信者が公開鍵暗号の公開鍵と秘密鍵を用意し,
秘密鍵を送信者に送る.
送信者は受け取った公開鍵を用いて暗号文つくり受信者に送る.
このとき,暗号文は第三者に盗聴されても,
第三者は公開鍵しか持ち得ないので暗号文を復号化できないのである.
受信者ははじめから秘密鍵を持っているので暗号文を復号化できる.
一見すると公開鍵暗号は秘密鍵暗号と比べて優れた特徴をもつため
秘密鍵暗号を利用する必要性がなさそうに思えるが,
一般に公開鍵暗号のほうが暗号化に多くの時間がかかるため,
用途により使い分けられたり組み合わせて使われたりする.
代表的な公開鍵暗号には素数を利用したRSA暗号や楕円曲線暗号がある.
- 関連事項:
暗号,
秘密鍵暗号
- 工業所有権(industrial property right), p.225
- 産業財産権と同じ意味.
- 関連事項:
産業財産権
- 高水準言語(high-level language), p.105
- プログラムを人間が使っている言葉に近い表現で記述する言語.
高水準言語を使用すると,人間にとってプログラムを作りやすく,読みやすい.
ただし,コンピュータ(CPU)は高水準言語を理解できないので,
そのプログラムを実行するためにはコンパイラ等により機械語に変換する必要がある.
機械語やアセンブリ言語は低級言語(low-level language)と呼ばれる.
高級言語ともいう.
高水準/低水準(高級/低級)は人間の言葉に近いか遠いかを示している.
高水準言語にはFORTRAN,C言語,PASCAL, JAVAなど多数の種類ある.
- 関連事項:
機械語,
低水準言語,
コンパイラ
- コード化(coding), p.10
- ディジタル情報を数値化すること.
- 関連事項:
ディジタル,
ASCIIコード,
JISコード
- 個人情報(private information), p.51, 67, 222
- 住所,氏名,電話番号,カード番号など個人固有の情報,あるいは,それを知れば,
それに関係する個人を特定できる情報のこと.
- 関連事項:
プライバシー,
個人情報保護法
- 個人情報保護法
(law protecting personal information / personal information protection law), p.223
- 公的機関や企業などが保有する個人情報の取り扱いについて定められた法律.
正式名称は「個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)」.
平成15年5月に交付され,平成17年4月から全面施行された.
- 関連事項:
個人情報,
プライバシー
- 関連URL:
個人情報の保護に関する法律
- 固定小数点方式(fixed point number system), p.127
- 小数点を特定の位置に固定して数値を表現する方法.
2進数では,小数を表すのに最上位ビットの左に,整数なら最下位ビットの右に,
それぞれ小数点を固定する表現がよく使われる.
固定しない方法は,浮動小数点方式と呼ばれる.
- 関連事項:
最上位ビット,
最下位ビット
- コンパイラ(compiler), p.105
- 高水準言語で記述されたソースプログラムを,
CPUが直接解読できる機械語に変換(翻訳)するためのソフトウェアをいう.
- 関連事項:
ソースプログラム,
インタプリタ,
CPU,
機械語,
実行形式プログラム
- コンピュータウィルス
(computer virus), p.64, 168
- 生物学的ウィルスと同じように,ソフトウェアからソフトウェアあるいは
フロッピーディスクのような電子メディアへ自己を組み込み増殖,
伝播するプログラムのことである.
生物学的ウィルスの感染になぞらえて,コンピュータウィルスがソフトウェアや
電子メディアへ自己を組み込むことも感染という.
コンピュータウィルスは一定の条件が整うと何らかの機能を実行したりする.
このことも生物学的ウィルスのように発症もしくは発現という.
発症の際に実行する機能は症状という.
コンピュータウィルスの症状は様々で,軽微なものはジョークを表示する程度だが,
ひどい物はハードディスク上の記録を破壊したりする.
最近問題となっている症状は,ネットワークを通じて非常に積極的に
感染活動を行い急激に増殖するためネットワークの通信容量を使い切ってしまい,
結果的にネットワークの利用を妨害してしまうことである.
インターネットを通じて自発的に感染するプログラムはワームと呼ばれ
ウィルスと区別されていたが,最近は両者の特徴をもつものが現れているので,
まとめてウィルスと称されるようになっている.
- 関連事項:
ウィルス対策ソフト,
ワーム
- コンピュータ・電磁的記録対象犯罪
(crime for computer and electromagnetic records), p.230
- サイバー犯罪の分類のひとつ.
刑法で規定されている電子計算機使用詐欺(銀行のオンラインシステムを不正操作して
金をだまし取る),電磁的記録不正作出(他人のWebページを改ざん・消去する),
電子計算機損壊等業務妨害(コンピュータウイルスでコンピュータが
正常動作できないようにする)が該当する.
- 関連事項:
サイバー犯罪
- ◎サーチエンジン(search engine)
- インターネット上の情報を探し出す検索システムのこと.
検索エンジン,検索ページ,検索サイト,サーチページなど,いろいろな呼び方があるが,どれも同じ.
代表的なものに「Yahoo!」
や「goo」などがある.
- 関連事項:
検索エンジン,
検索サイト
- 関連URL:
Yahoo!,
goo
- ◎最下位ビット(LSB: least significant bit), p.127
- 2進数(法)で表現したとき,もっとも右に位置するビットのこと.
数値では,もっとも小さな重みを持っている.
- 関連事項:
最上位ビット(MSB)
- 最上位ビット(MSB: most significant bit), p.126
- 2進数(法)で表現したとき,もっとも左に位置するビットのこと.
数値では,もっとも大きな重みを持っていたり,正か負の符号を表すのに使われる.
- 関連事項:
最下位ビット(LSB)
- サイバー犯罪(cybercrime), p.229
- コンピュータや電気通信技術を悪用した犯罪.
コンピュータや情報システムを対象とした不正アクセスなどの「コンピュータ犯罪」と,
ネットワークを犯罪の手段として用いる「ネットワーク利用犯罪」に分けられる.
- 関連事項:
コンピュータ・電磁記録対象犯罪
不正アクセス禁止法違反,
ネットワーク利用犯罪
- 先入れ先出し(first in first out), p.150
- FIFOを参照.
- サプライチェーンマネジメント
(supply chain management), p.199
- 生産要素や製品を扱う業者や顧客を情報ネットワークで結んで,
コミュニケーションを取ることで,流通する財の経路と数量を調整して,
需給計画や資源配分を最適化する方法.
日本におけるコンビニエンスチェーンへの物流システムがその一例.
流通におけるカンバンシステムともいえる.
- 関連事項:
トレーサビリティ
- 産業財産権(industrial property right), p.225
- 特許権,実用新案権,意匠権(工業デザイン),商標権(ロゴマーク)などの総称で,
申請・審査の手続きをへて権利が与えられるもの.
- 関連事項:
工業所有権,
知的財産権,
著作権
- 参照(access), p.145
- 変数に保存されている値を知ること.
変数に対応付けられているメモリの状態を読み取ることで,値を知ることができる.
- 関連事項:
変数,
代入
- 残像現象(afterimage phenomenon), p.139
- 感覚器官への直接の刺激がなくなっても後に残る感覚現象のこと.
テレビや映画の表示では,この現象を利用しているので,
フレームレートを下げるとちらついて見える.
- 関連事項:
フレームレート
- シーザー暗号(Caesar encryption), p.158
- アルファベットからなる文章を,一定の文字数だけずれた文字で置き換える暗号.
2世紀に書かれたスエトニウスの「ローマ皇帝伝」では,
古代ローマ時代にジュリアス・シーザーは,ローマとガリア間の通信において,
通信文中のアルファベットを3文字ずらして暗号化したと伝えられている.
よく使われる文字を見つけることで簡単に復号化できるので,実用で使えるものではない.
- 関連事項:
暗号化,
復号化
- 時間計算量(time complexity), p.153
- 問題を解くために必要な時間のこと.
コンピュータの性能による影響を受けない値が用いられる.
例えば,プログラムの実行速度に大きな影響を与える命令の実行回数などを用いる.
- 関連事項:
計算量,
領域計算量
- 時系列モデル(Time Series Model), p.79
- 時間軸上の列で表されるモデル.
- 関連事項:
物理モデル,
数理モデル,
確率モデル,
モデル化
- ◎実行形式プログラム
(executable program), p.105
- すぐに実行可能なプログラムのこと.実行可能プログラムともいう.
高水準言語(高級言語)により書かれたプログラムの場合は,それをコンパイル,
リンクすることにより実行形式プログラムが作成される.
- 関連事項:
機械語,
高水準言語,
コンパイラ
- 実数型(real type), p.145
- データの種類が実数である型のこと.
- 関連事項:
型,
整数型
- シフトJISコード(shift-JIS code), p.130
- 主にパソコンで使われる日本語を扱うための文字コードの一つ.
JIS漢字コードと同じく2バイトで1つの文字を表すが,
コード領域を移動させることで,
切り替えコードを使わないで7ビットASCIIコードと混在できる.
- 関連事項:
ASCIIコード,
JIS漢字コード
- シミュレーション(Simulation), p.82
- いくつかの規則や数式を適用して擬似的に結果を予想する,
あるいはモデル化した環境を実際に作成して実験を行うといったこと
- 関連事項:
アルゴリズム
- シャノン(Claude E. Shanon), p.10
- 1916〜2001.
情報理論の創始者.
あらゆる情報が情報量という共通の尺度で定量化できることを数学的に定義し,
さまざまな定理を示した.
- 関連事項:
情報量,
ビット
- 関連URL:
Bell Labs: Claude Shannon, Father of Information Theory, Dies at 84,
AT&T: Claude Shannon
- 主記憶装置
(main/primary memory, main storage), p.14, 97, 99
- コンピュータを構成する基本部品で,実行中のプログラムやデータを
格納するための記憶装置である.
補助記憶装置(ハードディスク等)内のプログラムは,実行時に主記憶装置に読み込まれた後,
CPUから一命令ずつ読みだし実行される.
高速に読み書きできる必要があるため,主にRAM(半導体メモリ)が用いられる.
メインメモリ,内部記憶装置(internal memory),一次記憶装置(primary memory)ともいう.
- 関連事項:
CPU,
半導体メモリ,
処理装置,
補助記憶装置
- 出力装置(output device), p.14, 94
- コンピュータ内で処理されたデータを,人間が認識できる表現,
または,他の機器を制御できる形で,コンピュータの外に出力するための装置.
計算の結果や処理の状況を伝えたり,ディジタル化された情報を元の形に
変換(復元)するために利用される.
例えば,ディスプレイは画像を,プリンタは印刷物を,
スピーカは音を出力するための装置である.
コンピュータの5大装置のうちのひとつである.
- 関連事項:
情報機器,
入力装置,
処理装置,
5大装置
- シュメール絵文字(Sumer pictorial symbol), p.172
- 紀元前32世紀頃に人類最古の文字としてメソポタミアで生まれた.
- 肖像権(right of portrait), p.43
- 自分の肖像(顔や姿)を,許可なく写真や絵などで公表されたり
使用されたりすることを拒否する権利.
- 関連事項:
人格権,
プライバシーの侵害
- 情報(information), p.2
- データと同じ意味.
特にデータと情報を区別する場合には,価値を評価したデータや,複数のデータを
整理して別の形で表したものを指す.
- 関連事項:
データ
- 情報格差(digital divide), p.202
- 情報を持つ者と持たない者との格差のことをいう.
情報格差には,地域的,年代的,身体的,所得的,地位的などによる格差がある.
- 関連事項:
e-japan,
情報格差是正,
ディジタルデバイド,
情報資源
- 情報格差是正(correcting digital divide), p.204
- 誰もが豊富な情報資源を活用し,情報通信技術の恩恵を最大限に享受できるよう
情報格差を是正していくこと.
日本および世界的に情報格差是正のための取り組みがおこなわれている.
- 関連事項:
e-japan,
情報格差,
ディジタルデバイド,
情報資源
- 情報家電(information appliance), p.185
- 家庭電化製品(家電品)にコンピュータを組み込み,ネットワーク接続することで,
サービス機能を向上させた製品.電子レンジにインターネット接続機能を持たせ,
レシピのダウンロードを可能にした製品などが販売されている.
また,外出先からエアコンを操作する,冷蔵庫の中身を確認するなどといった試みが進められている.
- 関連事項:
ユビキタスコンピューティング
- 情報機器
(information equipment/information technology device), p.14
- コンピュータに代表される,ディジタル化された情報を扱う電子機器.入力装置,
出力装置,制御装置の3つの装置から構成される.
- 関連事項:
入力装置,
出力装置,
処理装置
- 情報源(information source), p.20
- 情報の発信元のことをいう.
人の意見や,アンケート結果,実験データなどの加工されていない1次情報と,
書籍や新聞,Webページなどから得ることのできる整理・加工された2次情報がある.
- 関連事項:
1次情報,2次情報
- 情報資源(information resources), p.204
- 計算機等に蓄積された情報処理を行う対象となるもの,
あるいは処理を行って得られた結果など.データ,データベースなどがこれにあたる.
- 関連事項:
情報格差,
情報格差是正
- 情報システム(Information system), p.185
- 情報を収集・伝送・処理するシステムで,金融,証券取引,生産・販売・在庫管理など,
さまざまな分野で広く利用されている.
19世紀後半に発展した電気通信技術による情報伝送と,20世紀中期に開発された
コンピュータによる情報処理能力が組み合わされ,実現された.
- 関連事項:
電気通信,
SAGE,
SABRE,
MARS-101
- 情報通信ネットワーク
(information and telecommunications network), p.16
- 複数の情報機器の間を接続し,情報交換を可能にするための通信回線網.
電線を配線して電圧や電流のON/OFFによって通信を行う有線のネットワークと,
電波を利用する無線のネットワークがある.
- 関連事項:
インターネット
- 情報の信ぴょう性
(information reliability), p.26, 42, 216
- 伝えられる情報の内容が,そこで主張されている通りであり,
信用に値するものであるということ.
得られた情報は常に正しいとは限らず,情報が改ざんされていたり,
誇張があったりする場合も考えられる.
このような情報の正しさを正確に判断することが大切である.
判断の目安として,情報源の信頼度や複数の情報源が同じ情報を伝えているかなどが挙げられる.
- 関連事項:
情報の発信,
情報の受信,
個人情報,
情報の信頼性
- 情報の信頼性(information authenticity), p.215
- 受け取った情報が正当な情報提供者から発信されたもので,
伝送途中でのデータ欠落や改ざんが行われていないという確からしさ.
電子認証や電子署名が信頼性の確保に用いられる.
- 関連事項:
情報の信ぴょう性
- ◎情報の劣化(degradation of information), p.125
- 情報の加工や変換の過程で,もとの情報から変わったり,
情報の一部が失われたりすること.
アナログ情報のディジタル情報への変換,圧縮と伸張の処理などで劣化する.
- 関連事項:
圧縮,
伸張,
量子化誤差
- 情報量
(information content / quantity of information), p.10, 123
- 情報の内容の大きさを,質量(kg)や電圧(V)のように定量的に評価する尺度で,
単位はビットである.
あらゆる情報は2進符号でディジタル化(コード化)することで,
情報量を求めることができる.
- 厳密には,情報量の定義はシャノン(Claude E. Shannon)が1948年に発表した
「情報理論」に関する論文の中で,次のように定義されている.
ある1つの事象Eが確率P(E)で生じたときの情報量I(E)を
I(E)=-logaP(E)
とする.この式で,対数の底 a として 2 を用いたときの情報量の単位をビットという.
この情報量の定義において,確率P(E)=1/2ならば,情報量I(E)=1ビットとなる.
すなわち,1ビットの情報量とは,まったく同様に生じ得る2つの選択肢のうち,
どちらであるかが決まったときに得ることのできる情報量である.
- 関連事項:
シャノン,
ビット,
ディジタル化,
コード化
- ◎書体(typeface), p.52
- 文字の形状.太さや傾斜など文字のデザイン上の特徴が異なる書体で表示すると,
同じ文字でも見る者に違った印象を与えることができる.
例としては,明朝体,ゴシック体などがあげられる.
特徴を統一してある文字のひと揃いをフォント(font)と呼ぶ.
- 関連事項:
フォント
- 処理装置(processing device), p.14
- 内蔵されたプログラムや使用者からの命令に従い,計算や入力データの処理を行う装置.
処理装置はさらに,演算やデータの流れを制御する中央処理装置(CPU),
実行プログラムやデータを記憶する主記憶装置(メモリ),
主記憶装置の補助として大容量のプログラムやデータを記憶する補助記憶装置(ストレージ)
などから構成されている.
- 関連事項:
情報機器,
入力装置,
出力装置
- 白黒画像(black and white image), p.136
- 画像を白か黒かだけで表現した画像のこと.2値画像ともいう.
代表的な保存形式にPBM(Portable Bit Map)がある.
- 関連事項:
2値画像,
グレースケール画像
- 伸張(extraction), p.125
- 圧縮された情報をもとの情報に戻すこと.展開または伸長とも呼ぶ.
- 関連事項:
圧縮
- ◎真理値表(truth table), p.100
- 論理演算の表現法のひとつ.
論理演算を入力状態に対する出力として表した表.
- 関連事項:
基本3演算
- 数値情報(numerical information), p.40
- 数値データを整理し,表などにまとめられたもの.
表計算ソフトなどで統計処理やグラフ化することができる.
- 関連事項:
表計算ソフトウェア,
グラフプロットツール,
可視化ソフト
- 数理モデル(Mathematical Model), p.81
- 物理モデルなどを更に数式で抽象化したモデル.
- 関連事項:
物理モデル,
時系列モデル,
確率モデル,
モデル化
- スタック(stack), p.149
- データの追加と取り出しを同じ位置で行うデータ構造.
最後に追加されたデータから取り出される.
計算の途中結果などを一時的に退避しておくために,よく利用される.
- 関連事項:
プッシュ,
ポップ,
LIFO
- ストレージ(strage), p.14
- 補助記憶装置を参照
- スパイウェア(spyware), p.66
- コンピュータの使用者の操作内容や,コンピュータ内に記録されている個人情報を収集し,
送信するアプリケーションソフトウェア.
他のアプリケーションソフトウェアをインストールする際に一緒に利用許諾を求めて,
インストールされる場合が多く,利用者はその存在に気付きにくいことが問題視されている.
- 関連事項:
プライバシー,
セキュリティ対策
- スパムメール(SPAM mail), p.71
- 不特定多数のメールアドレスに広告や嫌がらせのメールを発信すること.
ダイレクトメールの電子メール版である.
- 関連事項:
ネチケット
- 整数型(integer type), p.145
- データの種類が整数である型のこと.
- 関連事項:
型,
実数型
- ◎制御装置(control unit), p.94
- 主記憶装置に保存されているプログラムから命令を1つずつ取り出し,
その内容に応じた指示を各装置に送る装置.
コンピュータの5大装置のうちのひとつであり,
CPU(中央処理装置)の構成要素のひとつでもある.
- 関連事項:
5大装置,
CPU
- セキュリティ(情報セキュリティ,security), p.212
- 一般には防御,安全をさす言葉であり,コンピュータ・システムが安全で
信頼できるようにするための対策や情報の安全性を守ること.
具体的には情報の秘匿性,機密性を守ったり,不正使用,
不正アクセスや改ざんなどの脅威から情報を守ること.
個人情報が不正に利用されたり,個人のプライバシーが侵されたりされないように,
セキュリティを施す必要がある.
- 関連事項:
利便性と弊害,
不正使用,
個人情報,
プライバシー
- セキュリティ対策(security measures), p.64, 65
- 外部からの不正アクセスを受けない仕組みを設けて,外部からの不正な侵入を防ぐこと.
- 関連事項:
不正アクセス,
ハッキング
- セキュリティホール
(security hole), p.62, 166
- ネットワークやオペレーティングシステム(Windows95/98/2000/NT/Me/XPなど)
において,セキュリティ対策の死角やセキュリティ上このましくない振る舞いをする
防御機構の欠陥のことであり,プログラムのバグに起因する不具合をさす.
バグは設計者が想定していない大量のデータを与えると顕在化する場合が多いので,
攻撃者(ハッカーやクラッカー)はサーバソフトウェアに大量のデータを送り
セキュリティホールを顕在化させることで侵入を試みたりする.
対策は必要のないアクセスは可能な限り排除するようにアクセス制限を行ったり,
ソフトウェアにセキュリティホール対策のパッチを随時適用することである.
セキュリティホールの情報は,当該ソフトウェアを提供しているメーカーや,
コンピュータ緊急対応センター(JPCERT/CC)などから入手して対処することが望まれる.
- 関連事項:
バグ,
アクセス制御,
脆弱性,
ハッキング
- セキュリティポリシー(security policy), p.218
- 組織が保有・管理する情報資源の保全について,統一された規準を示すもの.
情報の漏洩・改ざんや正常な情報利用ができなくなるといった脅威に対して,
組織としてどのような対策・対応を取るのかを定める.
- 関連事項:
セキュリティ,
セキュリティ対策
- 節点(node), p.147
- 頂点と同じ.
- 関連事項:
グラフ,
頂点
- ◎ソースプログラム(source program), p.105
- C言語やFORTRAN などの高水準言語で記述されたプログラム.
通常はこのままでは実行できないため,コンパイラにより機械語に変換し,
実行可能な実行形式プログラムをつくる.
ソースコード(source code)という場合もある.
- 関連事項:
高水準言語,
コンパイラ,
機械語
- 総当たり方式(brute force cracking), p.63
- パスワードを見破るために,可能性のある文字列の組合せをすべて試すやり方である.
従って,短いパスワードの場合,比較的簡単に見つけることができるので,
一般的には8文字以上のパスワードにすることが望ましい.
- 関連事項:
パスワード
- 双方向伝達(bidirectional/interactive transmission), p.5
- 情報の送り手と受け手の役割が決まっておらず,お互いに情報をやりとりできる伝達方式.
例として電話や電子メールが挙げられる.
- 関連事項:
一方向伝達
- 添字(subscript), p.146
- 配列の個々の記憶領域を指定するための値.
通常,0 または 1 以上の整数が用いられる.
- 関連事項:
配列
- ソフトウェア(software), p.102
- プログラムとデータのこと.
コンピュータの機材であるハードウェアに対して,
プログラムやデータは物理的実態がなく,柔軟に入れ換え,
変更ができることからつけられた造語である.
より広い意味では,機能や操作方法を説明した文書(マニュアル),
さらに文書になっていないノウハウなども含まれるプログラムとデータのこと.
- 関連事項:
ハードウェア
- 代入(assignment), p.142, 145
- 情報を変数などの記憶領域に保存すること.
- 関連事項:
変数,
情報
- チェーンメール(chain mail), p.71
- 「不幸の手紙」や「幸福の手紙」に代表されるもので,次々に他人にメールを転送する遊び.
- 関連事項:
ネチケット
- 逐次実行(sequential execution), p.142
- 手順を実行する仕方のひとつで,記述されてある順番に従って実行すること.
- 関連事項:
分岐,
繰り返し
- 逐次処理(sequential processing), p.96
- プログラム中の命令を1つずつ順番に実行すること.
- 関連事項:
プログラム,
逐次実行
- 知識(knowledge), p.3
- 多くの情報を記憶・蓄積したもの.
ディジタル化された情報(データ)を一定のルールに従って蓄積したものは,
特にデータベースと呼ばれる.
- 関連事項:
データ,
情報,
知能,
データベース
- 知的財産権(intellectual property right), p.225
- 知的所有権とも呼ばれる.
独創的なアイディアなどの知的な創造活動の成果に対して,
物に与えられる排他的な権利(所有権)と同等の権利を与えるもの.
著作権,特許権,実用新案権,意匠権,商標権などの権利からなり,
それぞれの権利を規定・保護する法律が制定されている.
- 関連事項:
知的所有権,
著作権,
産業財産権(工業所有権)
- 関連URL:
知的財産権の保護に関する法律,
特許庁・制度の紹介
- 知的所有権(intellectual property right), p.225
- 知的財産権と同じ意味.
IPL(Inteleccual Property Right)またはIP(Intellectual Property)と略されることがある.
- 関連事項:
知的財産権
- 知能(intelligence), p.3
- 情報や知識をもとに,人間が行動や判断を決める際に重要な役割を果たすもの.
知能を機械に持たせるための研究分野を人工知能(AI; Artificial Intelligence)という.
- 関連事項:
データ,
情報,
知識
- 中央処理装置(central processing unit), p.14, 96
- CPUを参照.
- 頂点(vertex), p.147
- グラフを構成する基本要素で,対象を表す.
- 関連事項:
グラフ,
節点
- 著作権(copyright), p.7, 43, 69
- 人間が作り上げた創造物(音楽,絵画,写真,本,ソフトなど)の作者に与えられる権利で,
創造物を制作者以外が不当に使用して利益を得たりしないように守る権利.
特許や商標と異なり,著作物を創作した時点で著作権が自動的に発生し,
権利を得るための手続きをとる必要はない.
- 関連事項:
知的財産権,
産業財産権
- 関連URL:
社団法人著作権情報センター
(著作権法)
- 通信プロトコル(communication protocol), p.112
- 通信規約のこと.単にプロトコルと呼ばれることも多い.
- 関連事項:
OSI,
HTTP,POP,SMTP,
PPP,
IP,TCP,UDP
- ディジタル(digital), p.7
- digital とは「離散的」,「途切れ途切れの」という意味.
連続的に変化する「アナログ量」に対し,不連続(離散的)に変化する量を
「ディジタル量」と呼ぶ.
- 関連事項:
アナログ量,
ディジタル量
- ◎ディジタル化(digitize), p.7
- アナログ量をディジタル量に変換すること.
例えば,水銀柱温度計の水銀柱の高さはアナログ量であるが,
これを「24℃」のように数値で読み取ることをディジタル化という.
ディジタル化を行う装置をA/D変換器(Analog/Digital converter)と呼ぶ.
- 関連事項:
アナログ量,
ディジタル量,
A/D変換
- ディジタル情報(digital information), p.8, 38
- ディジタル量で表された情報.
- 関連事項:
ディジタル,
ディジタル量
- ディジタルデバイド(digital divide), p.202
- 情報格差を参照.
- ディジタル量(digital quantity), p.8
- 不連続に変化する量.
例えば,イベント会場への入場者数は整数値であるので,ディジタル量である.
- 関連事項:
ディジタル,
アナログ量
- ディレクトリ(directory), p.24, 27
- コンピュータファイルを管理するために,ファイルに関する情報を保存する場所をいう.
本書ではフォルダと同義語として使っている.
- 関連事項:
フォルダ
- データ(data), p.2
- 色々なものごとを言葉や数値で表現したもの.情報ともいう.
「寒い/暑い」といった主観的な評価をしたデータを定性的データ,「摂氏6度」
のように数量や単位を使って客観的に評価できるデータを定量的データという.
- 関連事項:
情報,
アナログ量,
ディジタル量
- データ構造(data structure), p.145
- データとデータの組み合わせ方のこと.
複雑なデータも,より基本的なデータの組み合わせで表現できる.
- 関連事項:
アルゴリズム
- データベース(database), p.20, 89
- 莫大な数のディジタル情報から目的の情報を効率よく探し出すために
作られた情報またはそのシステムのことをいう.
Webページ上でも使用できるようになっているデータベースも数多く存在する.
- 関連事項:
検索,
オンラインデータベース,
リレーショナルデータベース
- データベース管理システム
(Database Management System), p.91
- データの追加・削除・修正などを行うための管理プログラム
- 関連事項:
オンラインデータベース,
リレーショナルデータベース
- データモデル(Data Model), p.85
- 情報を整理して表現や利用することを考えたもの
- 関連事項:
リレーショナル型データモデル
- テキストファイル(text file), p.24
- 映像や音声情報を含まない文字だけの情報からなるファイルのことをいう.
ほとんどのワープロで保存したり読み込んだりすることができる.
- 関連事項:
文書ファイル,
ワープロ,
拡張子
- デキュー(dequeue), p.150
- キューからデータを取り出すこと.
追加した順番に取り出すので,最初に追加されたデータから取り出される.
- 関連事項:
キュー,
エンキュー
- テクノ依存症(techno-dependence), p.209
- コンピュータヘの過剰な依存によって現れる精神的な症状のこと.
コンピュータの操作を比較的得意とする人に起きやすい.
具体的には感情表現を喪失したり,人間関係を回避したりするようになるもの.
- 関連事項:
テクノストレス,
テクノ不安症,
クレイグ・ブロード,
VDT障害
- テクノストレス(techno-stress), p.208
- クレイグ・ブロードが1984年に命名した,コンピュータ作業に従事する人々の間に
多かれ少なかれみられる病理のこと.テクノ不安症とテクノ依存症がある.
- 関連事項:
クレイグ・ブロード,
テクノ依存症,
テクノ不安症,
VDT障害
- テクノ不安症(techno-uneasy), p.209
- パソコンを使うのが得意でない人が仕事などの業務のために使用することを
強制され,無理に使いこなそうとしているうちに身体的に自律神経失調症状
(肩こり・どうき・めまい・息切れなど)や,精神的にうつ状態になるなどの
症状をうったえるようになることをいう.
- 関連事項:
テクノストレス,
テクノ依存症
- ◎デファクトスタンダード(de facto standard), p.18
- 直訳すると「事実上の標準(規格)」という意味.
広く普及しているものが標準となることを指すが,公式な規約ではないという意味あいを含む.
- 関連事項:
ISO,
デフォルト
- ◎デフォルト(default)
- 直訳すると「(義務や約束の)不履行,怠慢」という意味.
情報通信の世界では,いくつかある選択肢の中で予め設定されている値のことを指す.
- 関連事項:
デファクトスタンダード
- ◎電気通信(electric communication), p.173,
- 有線,無線,光線その他の電磁的方式によるすべての種類の記号,
信号,文言,影像,音響又は情報のすべての伝送,発射又は受信をいう.
- 関連事項:
無線通信
- 電子掲示板(electronic bulletin board), p.17
- 参加者すべてが読み書きできる電子的な掲示板サービスのこと.
Bulletin Board System を省略して BBS と呼ばれる.
インターネットの普及する前のパソコン通信では,活発なBBSを持つことが重要なサービスであった.
インターネットが主流になった現在では,Webサイトの形態で提供されている.
- 関連事項:
インターネット,
ネットニュース
- 電子辞書(electronic dictionary), p.22
- CD-ROMやDVD-ROMなどの媒体に記録された辞書のことをいう.
語句の説明はもちろんのこと,音声や映像なども同時に記録されているものもある.
国語辞典や英和・和英辞典,百科事典など数多くの電子辞書がある.
- 関連事項:
データベース,
用語辞典
- 電子商取引(Electornic Commerce), p.197
- 情報ネットワーク,特にインターネットを利用した商取引の総称.
Eコマースともいう.
バーチャルショップやネットオークションなど多様な取引形態がある.
取り引きする人や組織の関係でいうと,C(顧客;Customer/消費者;Consumer)と
B(企業; Business)との取引:B to C,
顧客同士の取引:C to C,
企業同士の取引:B to B に分けられる.
- 関連事項:
バーチャルショップ,
B to B,
B to C,
C to C
- 電子申請(electornic format and procedure), p.196
- 市民がパソコンなどでインターネットによって,申請や届け出などの手続きを
電子的に行うこと.政府と市民との関係の情報ネットワーク化の一つといえる.
電子申請・届出の受付サービスを利用すれば,従来の窓口申請に加えて,
パソコンにより作成した申請書の電子データを自宅や職場から24時間申請することが
可能となる.インターネットを活用し,利用者にとって使いやすいワンストップ,
ノンストップの「窓口サービス」の実現が期待されている.
- 関連事項:
電子政府,
ワンストップサービス
- 電子すかし(digital watermark), p.160
- 画像や音声の電子データにそれと分からないように他の電子データを
埋め込むことを電子すかしという.
埋め込むデータは,埋め込み対象データに対して微小な誤差程度になるように
変換されて埋め込まれる.
人間の感覚は主たる情報に対して微小な情報は無視するようになっているため,
埋め込みデータは知覚されなくなる.
埋め込む情報は用途により様々である.
たとえば,権利情報を埋め込み流通の管理を行ったりする.
- 電子政府(electornic government,e-government), p.196
- 電子政府とは,行政の情報収集や情報伝達のための情報ネットワークといえる.
日本の電子政府の構築は,行政分野でのネットワークを利用したオンライン化による
業務プロセスや制度の見直しにより,「利用者本位で,透明性が高く,効率的で,
安全な行政サービスの提供」と「行政内部の業務・システムの最適化(効率化・合理化)」
をはかることを目的としている.
- 関連事項:
電子申請,
電子納税,
電子調達
- 関連URL:
電子政府の総合窓口
- 電子調達・入札(electornic bid), p.196
- 電子調達とは,政府が納入業者から行政サービスに必要なものを手に入れるため,
従来の紙による公示,入札,開示を,ネットワークを利用した電子データに転換して
おこなうこと.
インターネットを利用した G to B の一つでもある.
インターネットを用いて,競争参加資格の確認申請,確認結果の受理,応札,
応札結果の受理,再入札までの一連の作業を行うことができるシステムであれば,
参加条件を満たす者が誰でも容易に入札に参加することができ,
入札に参加するための移動回数が大幅に減少するとともに,書類作成などの業務の効率化が期待される.
- 関連事項:
電子政府
- 電子納税(electornic tax payment), p.196
- 納税者が,政府の徴税機関にたいして,パソコンなどでネットワークを経由して
税金を“電子的に”申告し,支払うこと.
政府と納税者との関係の情報ネットワーク化といえる.
米国の内国歳入庁では,既に電子納税が導入されている.
納税者はプッシュホン式の電話やインターネットに接続されたパソコンを使って申告を行い,
クレジットカードで納税を済ませることができる.
特に,納税者自身がコンピュータを利用して申告を行うケースが急増している.
税金の還付申告を行った場合には,還付申告が処理されたか,
払い戻しは発送されたかなどの進捗状況をホームページ上で確認できるサービスも提供されている.
- 関連事項:
電子政府
- 電子メール(electronic mail), p.17, 179
- インターネットの基本サービスの一つで,特定の利用者間でメッセージを
交換することができる.
E-mailとも呼ばれる.
サービスを利用するためには,メールアドレスを持つ必要がある.
交換できる情報は主に文字(テキスト)情報である.近年は画像やデータを添付して送る
ことも可能となった.
同一のメッセージを複数の相手に送ることも可能である.
- 関連事項:
インターネット,
WWW,
ネットニュース,
電子掲示板
- 伝送速度(transmission rate), p.124
- データ通信において,単位時間にどれだけの情報量を送ることが
できるかの尺度のこと.伝送容量ともよばれる.
- 関連事項:
bps,baud(ボー,変調速度)
- ◎等価回路(equivalent circuit), p.100
- ある機能を,その機能と同じ入出力特性となる電気回路で表現したもの.
本書では,論理演算の機能をスイッチ,リレーとランプの電気回路で表現している.
- 関連事項:
基本3演算
- 盗聴(wiretapping), p.157
- 会議や会話の内容,情報ネットワークを流れる情報などを,
当事者にわからないように隠れて聞いたり傍受すること.
情報ネットワーク以外の盗聴は,室内に録音装置を取り付けたり,
電話線の被膜を破って録音装置をつけるなど,物理的な作為(その多くは違法行為)がともなう.
一方,インターネットなどの情報ネットワーク通信では,
通信を経由する情報機器に盗聴用ソフトウェアを組み込んだりすることで,
物理的な作為をともなわず容易に盗聴を実行することが可能である.
情報が盗まれないような対策をとるか,
盗まれても内容がわからないように暗号化することが必要となる.
- 関連事項:
暗号化,
不正アクセス
- ドット(dot), p.12, 135
- 画素を参照.
- トリミング(trimming), p.41
- 画像処理ソフトで画像の中の不要な部分を取り除くこと.
余分な部分を取り除くことにより,示したい個所を協調することができる.
- 関連事項:
画像処理ソフト,
フォトレタッチ,
ペイントソフト
- トレーサビリティ(traceability), p.199
- 追跡可能性といわれる.
物の(生産も含む)流通履歴の追跡・管理可能性のこと.
流通する財の経路と数量を最適化するためには,個別の財や要素がどこにあるかを
確認できる追跡可能性がなければならない.
極小化されたコンピューター通信チップとIPv.6を応用したシステムで広範で
効率的な追跡可能性が期待されている.
昨今では,狂牛病事件などによる食品の安全管理の必要性からも,
流通過程における生産要素の追跡可能性が問題となってきた.
- 関連事項:
サプライチェーンマネジメント
- ドローソフト(draw software), p.41
- 画像処理ソフトウェアのひとつで,座標と数式の組合せによって円,
多角形,直線,曲線などを組み合わせて図形(ベクトル画像)を作成・編集する.
拡大してもギザギザがでない.
- 関連事項:
ベクトルデータ,
ペイントソフト
- なかぬき現象(disintermediation), p.191
- 仲介者,媒介者,中間者を廃止したり,その頭越しに取引すること.
インターネットが物理的な距離や国境を軽々と超え,世界中の企業と消費者を,
また企業内部門を容易に結びつけることから,
こうした現象がさまざまな業界や企業組織内で起こっている.
B to C においては,企業が消費者に直販を行い,卸売や代理店,
小売業などのディストリビュータが要らなくなる現象.
つまり物流が発生しない商品(つまり無形の商品やサービス)の取引の費用が減少するのである.
企業内部では,複雑な官僚機構の中間管理職を飛び越して,
インターネットにより意志決定部門と現場が直結すること.
意志決定の実行速度が飛躍的に上がり,利潤や市場獲得に効果があがる.
- 関連事項:
B to C,
リストラクチャリング
- なりすまし(spoofing), p.63
- 他人のパスワードでコンピュータにアクセスして,あたかも,
そのパソコンの所有者のように偽って,他人にメールを出したり,
電子掲示板に投稿するなどの悪さをする.
従って,パスワードをパソコンの近くにメモを残したり,
パソコンをログオンしっぱなしで放置しないように気を付けること.
- 関連事項:
パスワード,
ネチケット
- 名前(name), p.145
- 変数を区別するために用いられる識別子のこと.
一度に複数の変数を使う場合,それらを区別しなければならない.
そのため,ひとつひとつの変数には異なった名前が付けられる.
- 関連事項:
変数
- 日本国憲法(the Constitution of Japan), p.208
- 日本国憲法第21条では「集会,結社及び言論,出版その他一切の表現の自由は
これを認める」「検閲は,これをしてはならない」としており,
情報の流通にかかわる国民の諸活動が公権力によって妨げられることはない.
しかし,高い倫理感を持って情報を発信し受信する姿勢を持つことは重要である.
- 関連事項:
有害情報,
違法情報,
フィルタリングソフト
- 入力装置(input device), p.14, 94
- 使用者からの命令を入力したり,情報をディジタル化する装置.
- コンピュータに指示や処理したいデータを入力するための装置.
例えば,キーボードは文字を,マウスは位置情報を,
イメージスキャナは画像を入力するための装置である.
- 関連事項:
情報機器,
出力装置,
処理装置
5大装置
- 認証(authentication), p.154
- サービスの利用をはじめるユーザが登録された正規のユーザ本人であることを確認することである.
もっとも多く用いられている認証方法は,ユーザ名とパスワードの組み合わせによるものである.
- 関連事項:
ログイン,
パスワード
- 根(root), p.148
- 木に含まれる頂点のひとつで,辺が入ってこない頂点のこと.
- 関連事項:
木
- ネチケット(netiquette), p.70
- ネットワーク・エチケットの略.
ネットワークを利用する上で必要とされるルールやエチケット.
- 関連事項:
著作権,
プライバシー,
電子メール
- ネットニュース(net news), p.17
- インターネットの基本サービスの一つで,共通の話題や関心のある分野ごとに
情報交換や議論ができる.基本的には誰もが自由に参加できる.
- 関連事項:
インターネット,
電子メール,
WWW
- ネットワーク利用犯罪
(crime using the network), p.230
- ネットワークを犯罪の手段として用いる犯罪.
電子メールによる脅迫,インターネットオークションでの詐欺,
ソフトウエアや音楽CDの違法コピーの頒布などがあげられる.
- 関連事項:
サイバー犯罪
- ノイマン型コンピュータ
(von Neumann-type computer), p.94
- プログラム内蔵型コンピュータのことで,その基本方式をフォン・ノイマンが
考案したとされているため,このように呼ばれることもある.
- 関連事項:
フォン・ノイマン,
プログラム内蔵型コンピュータ,
EDSAC
- 関連URL:
コンピュータ開発の説明
- 濃度値(density value), p.135
- 画像の濃さを表わす尺度のこと.
不透明な紙では光を反射する量が少ないほど濃度値が高く,
透明なフィルムでは光の透過量が少ないほど濃度値が高い.
- 関連事項:
諧調
- 狼煙(のろし,Signal fire), p.173
- 敵襲などの変事の急報のために,高く上げる煙や火.
古くは草や薪を燃し,後には,火薬を用いた花火のようなものもあった.
- 葉(leaf), p.148
- 出る辺が1本もない頂点のこと.
- 関連事項:
木
- パーソナルファイアウォール(personal firewall), p.165
- パーソナルコンピュータ上で動作するファイアウォールソフトウェア.
LAN内にコンピュータウィルスやワームに感染したノートPCなどが持ち込まれ,
LAN内で被害が広まるような場合に,各コンピュータを保護して,被害が拡大するのを防ぐために役立つ.
- 関連事項:
ファイアウォール,
パケットフィルタリング型ファイアウォール,
LAN
- バーチャルショップ(virtual shop), p.197
- 仮想店舗といわれる.
インターネットにおけるウェッブサイトに構築された商品提供リストと双方向通信による,
注文・販売システム.通信販売が進化した形ともいえる.
- 関連事項:
電子商取引,
Eコマース
- バーチャルユニバーシティ
(virtual university), p.190
- 仮想大学ともいわれる,ネット上に構築された大学.
ここに入学すれば,インターネットを利用した双方向の遠隔授業や,
VODを利用して遠隔地学習を行うことができる.
規定の単位を修得して一定の資格を得ることもできる.
単にWeb上に構築された大学紹介のことをいう場合もある.
- 関連事項:
遠隔教育制度,
e-ラーニング,
VOD
- ◎ハードウェア(hardware), p.96
- コンピュータを構成する物理的な機器そのものの総称.
直訳は「金属製品」「硬い物」という意味である.
ソフトウェアに対する言葉である.
- 関連事項:
ソフトウェア
- ハードディスク装置(hard disk drive), p.97
- 磁気材料を塗った硬い円盤(ディスク)上に,磁気記録により情報を読み書きする装置.
円盤は密閉された容器中に入っており,円盤の高速回転による高速読み書き,
高密度の記録が可能である.
円盤のみの持ち運びはできない.
大容量で高速な読み書きが可能なため,パーソナルコンピュータに内蔵した
補助記憶装置として多く利用されている.
精密機械で構成されるため,大きな振動に弱い.
- 関連事項:
補助記憶装置,
フロッピーディスク装置
- バイオメトリクス(biometrics), p.156
- 指紋や骨格などの身体的な特徴のことである.
バイオメトリクスの中には指紋や虹彩等,生物学的に他人が持ち得ないものがあるため,
これらを認証における本人確認に利用できる.
このバイオメトリクスを利用した認証は,バイオメトリクス認証と呼ばれる.
認証にもっとも多く利用されているバイオメトリクスは指紋であろう.
すでに比較的安価かつ小型の読み取り装置も販売されている.
一見するとバイオメトリクス認証は完全のように思われるが,必ずしもそうではない.
例えば,ゼラチンを利用した指紋のコピーを用いて指紋読み取り装置をだましてしまう例が報告されている.
- 関連事項:
認証
- 媒体(Media), p.5
- 情報を伝えるもの.文字情報を伝える紙のような物質(記録・伝達メディア)から,
情報を収集・加工して配信するマスメディアまで様々なレベルに分類できる.
- ◎ハイテク犯罪(high-tech crime), p.219
- コンピュータや電気通信技術を悪用した犯罪.
コンピュータや情報システムを対象とした不正アクセスなどの「コンピュータ犯罪」と,
ネットワークを犯罪の手段として用いる「ネットワーク利用犯罪」に分けられる.
- 関連事項:
不正アクセス,
ネットワーク利用犯罪
- バイト(byte), p.11
- 8 ビットの情報量を 1 バイトと表すことが多い.
8ビットの情報は1オクテット(octet)と呼ぶ場合もある.
byte とは「ものをかじる」という意味があり,
コンピュータが一度に処理できる情報量を1バイトと呼んだことから生まれた.
- 関連事項:
情報量,
ビット
- ハイパーリンク(hyper link), p.37, 56
- 文書内のテキストや画像などに関連づけられた別の情報のありか,位置情報.
ハイパーリンクをたどることによって関連する文書や画像,
音声等を次々と参照できるようになっている文書システムのことをハイパーテキストと呼ぶ.
HTML を使って作られた Web ページ群はハイパーテキストの応用例の一つであり,
Web ページ中の文字列や画像をクリックすれば,
関連先のページが表示されるように接続先を指定することができる.
- 関連事項:
HTML言語,
URL
- 配列(array), p.146
- 連続した複数の記憶領域に対して,名前をひとつだけ付け,
個々の記憶領域は添字と呼ばれる値を使って指定することができる特別な変数のこと.
ひとつの配列には同じ型のデータだけが保存できる.
- 関連事項:
変数,
添字,
型
- バグ(bug), p.165
- ソフトウェの設計もしくは実装上のミスからくる不具合のことである.
バグを修正する作業をデバッグ(debug)という.
名前の由来は,デバッグ作業が虫取りのようところがあることがきている.
バグの存在により,プログラムは思わぬ挙動をすることがある.
例えば設計者が想定していなかった入力データを大量に与えると
バグが顕在化したりする.
その際に,セキュリティ上問題のある振る舞いをすると,
そのバグはセキュリティホールとなる.
- 関連事項:
セキュリティホール
- パケット(packet), p.164
- 情報通信において,送信先アドレスなどの制御情報を含む小さなデータのかたまりのこと.
データをパケットに分割して送受信する通信方式はパケット通信と呼ばれる.
これに対して,通信に先立って専用の通信路を確保する方式を回線交換という.
- 関連事項:
パケット通信,回線交換
- パケットフィルタリング型ファイアウォール
(packet filtering firewall), p.164
- OSI参照モデルのネットワーク層(第3層)およびトランスポート層(第4層)で
パケットの情報をもとにアクセス制御を行うファイアウォール.
実装が比較的簡単なため最近ではOSの基本機能として組み込まれている.
パケットの情報だけを利用するので,様々なプロトコルに対応が可能なことと
比較的高速に動作できるので広く利用されている.
- 関連事項:
ファイアウォール
- パスフレーズ(passphrase), p.63
- パスワードを組み合わせで,覚えやすいように複数の単語の羅列で構成されることが
多いため,このように呼ばれる.
総当たり方式(攻撃)で偶然一致するなどの危険性がパスワードより小さい.
sshなどで,高度なセキュリティを確保するために用いられる.
- 関連事項:
セキュリティ,ssh,
総当たり方式
- パスワード(password), p.62, 156
- 本人確認のために用いられる合言葉のことである.
コンピュータやネットワークを利用する時に,利用できる資格があるかを識別するための
文字列である.
一般には,利用者ID(アカウント)と組合せて使われ,入力した文字は表示されない場合が多い.
普通,このパスワードはユーザ本人しか知りえないので,
ユーザ名に対して正しいパスワードを提供した者をユーザ本人とみなす.
このことから簡単に推測されてしまうパスワードは用を成さないことがわかるだろう.
- 関連事項:
認証,
利用者ID(アカウント)
- パスワードエージング
(password aging), p.62
- 他人にパスワードを悪用されないために,パスワードを定期的に変更することさす.
システムによっては,同じパスワードを使い続けることを防ぐために,
ある期間でパスワードの変更を求める仕組みになっている場合がある.
- 関連事項:
パスワード
- ハッカー(hacker), p.67
- 当初は,非常にコンピュータに精通する者をさしていたが,
最近は,コンピュータやネットワークに侵入する者やコンピュータ・ウィルスを
ばらまいたりする者などをさすことが多い.
- 関連事項:
コンピュータウィルス,
クラッカー
- ハッキング(hacking), p.67
- 悪意の有無に関係無く,不正な目的でコンピュータシステムに侵入する行為をさす.
- 関連事項:
ハッカー,
不正アクセス
- パッチ(patch), p.167
- ソフトウェアの部分的な修正.名前の由来は当て布(パッチ)からきている.
OSに含まれるコマンドやライブラリ,設定データの部分的な差し替えも
パッチと呼んだりする.
- 関連事項:
バグ,
セキュリティホール
- パルス符号変調
(PCM: pulse code modulation), p134
- アナログ信号を一定の時間ごとに読みとり(標本化),
各信号の大きさをディジタル値に変換する(量子化)方式.
1秒間に何回読みとるかを標本化周波数,
各信号を何ビットで表すかを量子化ビット数という.
- 関連事項:
標本化,
量子化
- 半加算器(half adder), p.101
- 2進数1桁の2数の加算を実現する論理回路.
2進数1桁の3数の加算を実現する論理回路は全加算器と呼ばれ,半加算器2個から構成される.
演算装置中の加算器は,全加算器を必要個数接続することにより構成されている.
- 関連事項:
演算装置
- 判定(comparison), p.142
- 値と値を比較し,等しい,より大きい,等しくないなどの関係を判断すること.
プログラムでは,分岐や繰り返しの際に判定が必要となる.
- 関連事項:
プログラム,
分岐,
繰り返し
- 半導体メモリ(semiconductor memory), p.13, 97
- 電流を流しやすい金や銅などの物質を導体,
ほとんど流さないゴムやガラスなどの物質を絶縁体と呼ぶ.
その中間的な性質を持ち,条件によって電流を流したり,
流さなかったりする物質を半導体と呼ぶ.
その性質を利用して0か1の2進情報を記憶しておく素子を構成し,
記憶装置としたものを半導体メモリと呼ぶ.
高速に任意の記憶場所を読み書きできることから,主記憶装置に用いられる.
一般的に,任意の記憶場所に一定時間内にアクセスできる RAM となる.
記憶の方式の違いから,ダイナミックRAM(DRAM),スタティックRAM(SRAM)などの読み書き可能なものと,
PROM(programmable read only memory)などの 1 回(または限られた数回)だけ書き込みができ,
後は読み出すだけの ROM(読み出し専用メモリ)などがある.
- 関連事項:
記憶装置,
主記憶装置,
メモリ,
RAM
- 非可逆方式(lossy system), p.138
- 圧縮率を高めることを優先して,圧縮と伸張を行ったとき,
多少情報が失われる圧縮方式のこと.
ロッシー(lossy)方式とも呼ばれる.
画像や動画には人間に知覚されにくい情報が含まれており,
この情報を取り除いて圧縮することで,完全にはもとに戻せないが,
非常に高い圧縮率を得ている.
- 関連事項:
可逆方式
- ピクセル(pixel), p.12, 135
- 画素を参照.
- ビット(bit), p.10, 123
- 0 または 1 の 2進数値 1桁分の情報量を表す単位.
2進数値を意味する binary digit の略語から生まれた.
1 枚のコインの裏表に関する情報は 1 ビットである.
- 関連事項:
情報量,
バイト
- ビット/秒(bps)(bit per second), p.124
- bpsを参照.
- ビットマップ(bitmap), p.41
- 画像を碁盤の目のように敷き詰めた色のついた点(ドット)の集合として表現すること.
- 関連事項:
ビットマップファイル,
ビットマップフォント
- ビットマップ(ラスタ)データ
(bitmap data), p.138
- 画像表現するとき,点(ドット)の羅列として表現したデータのこと.
画像に関する情報が含まれないため,拡大すると輪郭にギザギザが現れたり,
縮小すると情報が失われる.
写真のような複雑な画像をたくさん組み合わせたような画像に適する.
ラスタデータともいう.
- 関連事項:
ベクトルデータ
- 秘密鍵(secret key), p.158, 159
- 秘密鍵暗号を参照.
- 秘密鍵暗号(secret key cryptosystem), p.158
- 暗号化と復号化で用いる鍵が同一である暗号を秘密鍵暗号という.
当事者以外に鍵を秘密にしなければならないのでこう呼ぶ.
暗号化,復号化の両方で同じ鍵を共有するという見方から共有鍵暗号(shared key cryptosystem),
あるいは共通鍵暗号ともいう.
もっとも利用されている秘密鍵暗号のアルゴリズムは
1977年にアメリカ商務省標準技術局(NIST)が規格を定めたDES
(Data Encryption Standard)である.
しかし,この暗号の強度は,現在のコンピュータの能力からすると既に十分でないため,
アルゴリズムを拡張したTriple-DESやNISTが2001年に新た規格を定めた
AES(Advanced Encryption Standard)の利用が利用されはじめている.
- 関連事項:
暗号,
公開鍵暗号
- 表計算ソフトウェア,表計算ソフト
(spreadsheet application), p.23
- 表の形をしたソフトウェアのことであり,その中に数値を入れて計算式を
入力することによって,合計・平均値を初めとする統計処理や,
数式計算を自動的に行ってくれる.
- 関連事項:
スプレッドシート
- 表現手段(expressive medium), p.32
- 自分の考えや,収集・整理した情報を伝達するために用いる方法.
表現手段としては,電話,手紙,電子メール,ビデオ,報告書,プレゼンテーション,
Webページなどがある.
- 関連事項:
表現手段の特徴,
Webページ,
電子メール,
報告書,
プレゼンテーション
- 表現手段の特徴(characteristics of expressive medium), p.32
- 情報を表現するためには,有効な表現手段を選択するべきである.
そのためには,それぞれの表現手段の特徴を理解する必要がある.
- 関連事項:
Webページ,
電子メール,
報告書,
プレゼンテーション
- 標本化(sampling), p.132
- 連続した信号のある時点の値を読みとること.
もとの情報を再現するために必要な標本間隔は,標本化定理で求めることができる.
A/D変換で必ず必要な処理である.
- 関連事項:
標本間隔,
標本化定理,
A/D変換,
量子化
- 標本化周波数(sampling frequency), p.132
- 標本化において値を読みとる周波数のこと.ナイキスト周波数ともいう.
標本化周波数の逆数は,秒で表した標本間隔になる.
- 関連事項:
標本化
- 標本化定理(sampling theorem), p.132
- 標本化を行うとき,もとの情報を失わないで処理するために必要な標本間隔
(標本化周波数と言い換えても良い)の理論的な根拠を与える定理.
対象信号の帯域の少なくとも2倍以上の周波数で標本化を行えば良いことが保証されている.
- 関連事項:
標本化,
標本間隔,
標本化周波数
- 標本間隔(sampling interval), p.132
- 標本化において値を読みとる時間間隔のこと.
ナイキスト間隔ともいう.
標本間隔を秒で表し逆数を求めると,標本化周波数になる.
- 関連事項:
標本化
- 平文(plaintext / clear text), p.157
- 暗号文に対する言葉で,暗号化されていないデータのこと.
平文で通信していると,盗聴により簡単に他人に内容を知られてしまうため,
機密データを送るのは危険である.
- 関連事項:
暗号化,
盗聴
- ファイアウォール(firewall), p.64, 161
- ファイアウォールとは,組織のローカルネットとインターネット間のような
ネットワークの境界におかれ,そこを通過する接続にアクセス制御を施すことで
ローカルネットのコンピュータをインターネットからの攻撃から守る装置
(あるいはソフトウェア)のことである.
最近ではOSのネットワークをつかさどる部分にもアクセス制御機構が組み込まれており,
この機能のこともファイアウォールと呼んだりする.
名前の由来は火災の延焼を防ぐために建物の境界に設置される防火壁
(ファイアウォール)からきている.
アクセス制御の内容は組織の事情に応じて定められるので組織ごとに異なる.
組織でセキュリティポリシーが定められていればアクセス制御の内容は
セキュリティポリシーを反映したものになるだろう.
一般に安全性とユーザの利便性は相反するので,アクセス制御と
それを定めるセキュリティポリシーは慎重に検討する必要がある.
ファイアウォールのタイプにはいくつかあるが,
最近はOSI参照モデルのネットワーク層(第3層)および
トランスポート層(第4層)でパケットの情報をもとにアクセス制御を行う
比較的単純なパケットフィルタリング型か,
3〜7層までの情報から得られるアクセス状態に応じてアクセス制御を行う
高機能なステートフルインスペクション型の二つが用いられるようである.
- 関連事項:
アクセス制御,
セキュリティポリシー
- ファイル共有(File Sharing), p.121
- ネットワークを経由して複数のコンピュータのファイルやフォルダ等を共有すること.
主にLAN上のコンピュータで利用されることが多く,
自分の手元にあるファイルやフォルダと同じような感覚で,
他のコンピュータのファイルやフォルダを扱うことができる.
- 関連事項:
LAN,
フォルダ,
P2P
- フィッシング詐欺(phishing), p.65
- Webページを偽装した詐欺のこと.
銀行やクレジットカード会社のWebページと見かけが同一の偽装Webページを作成し,
そのアドレスをメールで利用者に送ることで,偽装ページに導き,
個人情報やパスワードなどを不正取得することを目的としている.
- 関連事項:
サイバー犯罪
- フィルタリングソフト(filtering software), p.207
- 違法情報や有害情報を受信しないようにするためのソフトウェアのこと.
受信される情報をチェックし,違法あるいは有害情報をブロックして表示を制御するもの.
そのしくみにはURLチェック方式やレイティング方式などの技術方式がある.
- 関連事項:
違法情報,
有害情報,
日本国憲法
- フォトレタッチ(photo retouching), p.41
- デジタルカメラなどから取り込んだ画像に加工を加えること.
画像処理ソフトを使って,画像の明るさや色調整などを行う.
- 関連事項:
画像処理ソフト,
トリミング
- フォルダ(folder), p.27
- コンピュータファイルを保存するために作られる場所のことをいう.
日付別や内容別など目的に応じて作り,
ファイルをその中に分類して保存することによって情報の整理をすることができる.
- 関連事項:
ディレクトリ,
階層構造
- フォン・ノイマン(von Neumann), p.13, 174
- ハンガリー系アメリカ人の数学者(1903〜1957).
ゲーム理論の考案,原子爆弾の開発・設計などに携わった.
エッカート(Eckert)とモークリー(Mauchly)が開発を進めていた
世界初の電子式コンピュータ ENIAC の開発に加わり完成に貢献した.
プログラム内蔵方式のコンピュータのアイデアを世に広めた人物として知られている.
- 関連事項:
情報機器,
ノイマン型コンピュータ,
プログラム内蔵型コンピュータ,
ENIAC,
EDSAC
- 関連URL:
First Draft of a Report on the EDVAC
- フォント(font), p.130
- 文字の書体(形)のこと.
日本語用の和文フォントやアルファベット等の欧文フォントがある.
表現する内容によってフォントを使い分ければ,多彩な表現が可能となる.
- 関連事項:
書体
- 復号(decryption, deciphering), p.157
- 暗号を参照.
- 復号化(decryption, deciphering), p.157
- 暗号を参照.
- 符号化(coding, encoding), p.132
- 情報の処理・伝送・蓄積の過程において,
文字や記号など情報の表記法を定められた方法で変換すること.
データ通信では,伝送のために変換された通信路上のデータを意味する.
符号に変換する装置を符号器,符号化された情報を戻す装置を復号器という.
- 不正アクセス(illegal access), p.63, 161, 166
- セキュリティ対策を無効にするソフトウェアを利用するなどして,
正規の利用権限を持たずに特定のコンピュータやネットワークサービスに
アクセスすることを不正アクセスという.
セキュリティ対策を無効化にはサーバソフトウェアやOSのセキュリティホールを
利用する場合が多いが,これら以外にもパスワードの推測やソーシャル
エンジニアリングを用いる場合があることにも注意しなければならない.
ソーシャルエンジニアリングとは,ユーザや管理者を詐称して巧みな
話術をもってパスワードなどの情報を聞き出す方法のことである.
大規模な組織ではユーザと管理者は直接の面識がないため,
このような手法も有効になるのである.
- 関連事項:
セキュリティホール,
アクセス制御
- 不正アクセス禁止法
(unauthorized computer access law), p.228
- ネットワークを介して行われるコンピュータ犯罪を防止し,
電気通信に関する秩序を維持することを目的に制定された法律.
正式な名称は「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」である.
- 関連事項:
不正アクセス行為,
サイバー犯罪
- 不正アクセス禁止法違反
(violation of unauthorized computer access law), p.230
- 不正アクセス禁止法に定める不正アクセス行為やそれを助長する行為をはたらくこと.
不正アクセス行為の違反者には1年以下の懲役または50万円以下の罰金に,
不正アクセス行為を助長する行為の違反者は30万円以下の罰金に処せられる.
- 関連事項:
不正アクセス禁止法,
不正アクセス行為,
サイバー犯罪
- 不正アクセス行為(unauthorized access), p.228
- 正規の利用者ではない者が,他人のID・パスワードを無断で使用したり,
ソフトウエアの不具合を利用してシステムに侵入するなどして,
不正にコンピュータシステムを利用する行為.
- 関連事項:
不正アクセス禁止法,
サイバー犯罪
- プッシュ(push), p.149
- スタックにデータを追加すること.
- 関連事項:
スタック,
ポップ
- 物理モデル(Physical Model), p.79
- 物理状態を表すモデル.形状の簡略化や事象の因果関係を整理するなどする.
- 関連事項:
数理モデル,
時系列モデル,
確率モデル,
モデル化
- プライバシー(privacy), p.44
- 人が自分の私生活や秘密,名誉を他人にみだりに侵されない権利.
- 関連事項:
プライバシーの侵害
人格権,
個人情報
- プライバシーの侵害(invasion of privacy), p.68
- 個人の生活や秘密を他人が侵すこと.
- 関連事項:
セキュリティ,
個人情報
- フリーメール(free mail), p.72
- Webページ上のサーバを使った電子メールで,Webページに広告を入れることで,
利用者から料金を取らないで電子メールが利用できるアカウントを発行する.
- 関連事項:
ネチケット,
電子メール,
Webページ,
アカウント
- フルカラー(full color), p.136
- パソコンの画面表示において,RGBの3色の強さを各256段階に変化させることで
1677万7216色(2の24乗)を表現するモード.
1画素の情報量が24ビットなので,24ビットカラーとも呼ぶ.
- 関連事項:
RGB表示色系
- フレームレート(frame rate), p.139
- 動画やグラフィック表示の記録・再生において,
1秒間に表示可能なフレーム(コマ)数のこと.
fps (frame per second)の単位で表す.
映画は通常24fps,日本における現行のテレビ放送(NTSC)は30fpsである.
- 関連事項:
残像現象
- プレゼンテーション資料(presentation material), p.35
- 発表会や会議で説明するときに使用するスライド形式の資料.
プレゼンテーションソフトなどで作成した画面をプロジェクタで投影しながら説明する.
- 関連事項:
プレゼンテーションソフト
- プログラミング(programming), p.151
- プログラムを記述すること.
- 関連事項:
プログラミング言語,
プログラム
- プログラミング言語(programming language), p.151
- プログラムを記述するための言語.
- 関連事項:
プログラム,
プログラミング
- プログラム(program), p.151
- 計算機を使って問題解決を行う場合,問題の解き方や,
必要なデータに関する情報をコンピュータに伝えなければならない.
それらに関する記述.
- 関連事項:
プログラミング言語,
プログラミング
- プログラム内蔵型コンピュータ
(stored-program computer), p.94
- コンピュータの動作手順をプログラムとしてコンピュータ内に内蔵する方式
(内蔵プログラム方式)のコンピュータ.
現在のコンピュータはほとんどがこの方式である.
この方式はノイマンが考案したとされており,ノイマン型コンピュータとも呼ばれる.
- 関連事項:
フォン・ノイマン,
ノイマン型コンピュータ,
EDSAC
- フロッピーディスク装置(floppy disk drive), p.97
- フロッピーディスク上の記録を読み書きするための装置.
フロッピーディスクは,磁性材料を塗ったプラスチィックフィルム性の軟らかい円盤であり,
磁気記録により情報を読み書きできる.
フロッピーディスクは,紙やプラスチック性のケースに納められており,持ち運びできる.
補助記録装置のひとつ.
- 関連事項:
補助記憶装置,
フロッピーディスク
- ◎プロセス(process), p.103
- 実行中のプログラムのこと.
オペレーティングシステム(OS)が管理しているプログラムの実行単位でもある.
直訳は「過程」,「工程」.
- 関連事項:
オペレーティングシステム,
OS
- プロトコル(protocol), p.112
- 通信規約のこと.
- 関連事項:
通信プロトコル
- 分岐(branch), p.142
- 手順を実行する仕方のひとつで,手順が記述されている順番に従わずに実行すること.
- 関連事項:
逐次実行,
繰り返し
- 文献の引用(citation), p.33
- レポートや報告書などで他人の著書や論文などの内容(文章,図,グラフなど)を
説明に用いること.参考または引用した場合は,その出所を明示しなければならない.
- 関連事項:
参考文献
- 文書処理ソフトウェア(word processing application), p.23
- 文書ファイルを作るためのソフトウェアのことをいう.
文字の大きさを変えたり,装飾することを初めとして,罫線を引いたり,
画像を貼ったりすることも簡単にできるようになっている.
- 関連事項:
ワープロ,
テキストファイル
- ペイントソフト(paint software), p.41
- 画像処理ソフトウェアのひとつで,ドット(点)の集まりで図形
(ビットマップ画像)を作成・編集する.
手書きによる絵のイメージが表現できるが,拡大すると斜めの部分にギザギザが目立つ.
- 関連事項:
ビットマップデータ,
ドローソフト
- ベクトルデータ(vector data), p.139
- 画像表現するとき,点の座標と,それをつなぐ線や面の方程式および
塗りつぶしや特殊効果などの描画情報との集合として表現したデータのこと.
画像の拡大・縮小・変形を行っても,もとの情報が失われない.
人工的に作られた画像に適する.
コンピュータを使って,ディスプレイで文字を表示したりプリンタで印字するとき,
ベクトルデータで作られたアウトラインフォントが広く採用されている.
- 関連事項:
- 関連事項:
ビットマップデータ,
フォント
- 辺(edge), p.147
- グラフを構成する基本要素で,点と点の対で表されるもの.
点と点の関係を表現している.
- 関連事項:
グラフ,
枝
- 変数(variable), p.142
- 情報を保存しておくための場所のこと.
コンピュータでプログラムを実行する場合,
計算の結果などの情報をメモリと呼ばれる記憶領域に保存する.
この場合,変数はメモリと1対1に対応付けられ,
メモリに保存された情報を参照する時に用いられる.
- 関連事項:
メモリ,
参照
- 報告書の書き方(report writing), p.33
- 報告書を書く場合は,最低限の心得や技法を身に付ける必要がある.
論理的でわかりやすい文章にするために,事実と意見を書き分けることなどが要求される.
- 関連事項:
文献の引用
- ポート番号(port number), p.165
- TCPもしくはUDPプロトコルにおける通信で,
相手を特定するIPアドレスの下に設けられた補助的なアドレスのこと.
指定に0から65535までの数字を使う.
IPアドレスとポート番号を組み合わせたネットワークアドレスをソケットと呼び,
電子メールのやりとりやWebページのアクセスなどのサービスを提供するのに使われる.
例えばWebサービスは80番ポートを,メールサービスは25番ポートを利用する場合が多い.
このポート番号は銀号の窓口番号をイメージすると理解しやすいだろう.
たいてい,銀行では預け入れ/引き出しや口座開設,ローンの相談などのサービスごとに窓口を分けている.
- 関連事項:
TCP,
UDP,
IP,
IPアドレス,
電子メール
- 補助記憶装置(auxiliary/secondary memory/strage), p.14, 97, 99
- コンピュータを構成する基本部品で,主記憶装置の補助する(欠点を補う)役割として,
プログラムやデータを長期に渡り保存するための装置.
電源が切れても記憶内容が保存されていること(不揮発性)と,
記録媒体を取り外して持ち運びや保存ができること(可搬性)と,
記憶容量が大きいこと(大容量性)の全部またはいずれかの特性を備えている.
外部記憶装置(external memory),二次記憶装置(secondary storage) とも呼ばれる.
- 関連事項:
主記憶装置
- ◎補色(complementary color), p.137
- 混ぜ合わせたとき色がなくなるような二つの色,
またはその二色の関係のこと.
赤(red)と藍色(cyan),緑(green)と深紅色(magenta),
青(blue)と黄色(yellow)のそれぞれが補色である.
- 関連事項:
RGB表示色系
- 補数(complement), p.126
- ある数値を,定められた数(基数)から引いて得られる数値のこと.
基数が2または10である2の補数と10の補数(真補数)や,
基数-1の補数(擬補数)である1の補数や9の補数がよく使われる.
補数表現を用いると,正と負の数を符号を含めて統一的に扱えるため,
演算回路を簡略化できる.
- ポップ(pop), p.149
- スタックからデータを取り出すこと.
データは常に,最後に追加されたデータから取り出される.
- 関連事項:
スタック,
プッシュ
- ◎マークアップ言語(mark-up language), p.131
- 文字属性やレイアウト情報などの指定を文書の中に直接埋め込み,
これによって画面表示または印刷するための言語で,文書言語ともいう.
代表的なものに,文書の標準化で利用されるSGML,
Webページ作成に使われるHTMLおよびXMLがある.
- 関連事項:
SGML,
HTML,
XML
- マイクロプロセッサ(microprocessor), p.97
- CPU(中央処理装置)の機能を搭載したLSI(大規模集積回路)のこと.
マイクロコンピュータともいう.
- 関連事項:
CPU,
中央処理装置,
LSI
- 待ち行列(queue), p.150
- キューを参照.
- マルチメディア(multimedia), p.124
- 数値や文字,音声,画像や図形,動画といった異なる情報を統合化したデータ.
異なる情報もディジタル情報に変換してしまえば,
ビット単位の情報量という共通の尺度で扱える.
- 関連事項:
ビット,
情報量
- マルチメディア処理(multimedia processing), p.11
- 文字,音,映像など様々な情報(マルチメディア情報)をディジタル機器を利用して,
伝達・記録・加工すること.
- 関連事項:
マルチメディア
- 丸め誤差(rounding error, round-off error), p.128
- 1個以上の数字を最下位から削除または省略し,
残り部分をある指定された規則に従って調整すること(これを“丸め”という)
により生じた誤差のこと.
“丸め”とは,切り上げ・切り捨て・四捨五入などにより人間が処理しやすい
近似値に換えることといえる.
- 関連事項:
打切り誤差
- 関連URL:
丸め誤差と打切り誤差
- ムーアの法則(Moore's Law), p.13
- 米国Intelの設立者の一人である,ムーア(Moore)は1965年に
半導体の集積度が指数関数的に増すという予測を示した.
この予測はその後「CPUやメモリなど半導体の集積度は約2年で2倍になる」という形で広まり,
ムーアの法則と呼ばれている.
- 関連事項:
半導体メモリ,
CPU
- ◎無線通信(Radio communications), p.173
- 電線を伝わる電気のかわりに空気中を伝わる電波を利用したもので,
1895年,イタリア人のマルコーニが「モールス信号」を電波に変えて送るのに成功したのがはじまりである.
- 関連事項:
電気通信,
モールス信号
- 迷惑メール
(UBE; unsolicited bulk e-mail/UCE; unsolicited commercial e-mail), p.70
- 電子メールの誤った使用例で他人に不愉快な思いをさせる
- 関連事項:
ネチケット
- メディア(Media), p.5
- 媒体を参照.
- メディアリテラシー(media literacy), p.59
- 情報の発信と交換に利用されるさまざまな媒体(メディア)を適切に利用できる能力のこと.
この能力には,媒体を使って情報を発信する能力のほかに,
その媒体から得られる情報を的確に読みとく能力も含まれる.
- 関連事項:
媒体,
表現手段,
情報の信ぴょう性,
情報の信頼性
- メモリ(memory), p.14
- 主記憶装置を参照
- ◎モールス信号(morse signal) p.173,
- 1832年に,アメリカ人,サミュエル・モールス(Samuel Finley Morse, 1791-1872)
によって考案された世界最古の電気通信術.
いわゆる,電信.短点(ドット)と,長点(ダッシュ)の組み合わせで,
アルファベット,数字,記号等を表現する.
- 関連事項:
モールス通信
- モールス通信(morse communication), p.173
- モールス信号を利用した通信手法.
- 関連事項:
モールス信号
- 文字型の配列(array of character type), p.147
- データとして文字型のデータを保存する配列のこと.
- 関連事項:
配列,
型
- 文字コード(character code), p.129
- コンピュータ上で文字や記号を扱うために,文字や記号ごとに割り振られた符号のこと.
日本の一般的なパソコンやワープロは,
日本工業規格(JIS)の規定したJISコード(JIS X0208)に基づく文字コードを使っている.
- 関連事項:
JISコード
- 文字コード表(character code table), p.54
- 文字や記号に割り当てたコンピュータで取り扱い可能な形の符号を文字コードと呼ぶ.
文字コード表はこの文字コードを表形式にまとめたもの.
- 関連事項:
文字コード
- 文字情報(text information), p.39
- 文字データを加工したもの.
ワープロなどで文字サイズ,色,フォントなどの加工を施すことができる.
- 関連事項:
ワープロ
- 文字化け(abnormal display), p.54
- 文書ファイルの一部または全体が,コンピュータ上で意味不明な文章として表示される現象.
原因としては,機種依存文字を表示しようとした,文書の作成時と表示時で異なる文字コードの体系を使った,
文書ファイルの一部が欠けていた,などが考えられる.
- 関連事項:
機種依存文字,
文字コード
- モデル(Model), p.77
- 問題の本質を抽出し整理してわかりやすく表現したもの
- 関連事項:
モデル化
- モデル化(Modeling), p.77, 78
- 問題設定の本質を損なわない程度の簡略化を行うこと.
- 関連事項:
モデル,
物理モデル,
数理モデル,
時系列モデル,
確率モデル
- 有害情報(harmful information), p.65, 204
- 違法上のように法律には直接触れないが,
社会通念上好ましくないと思われる情報のことをいう.
- 関連事項:
違法情報,
フィルタリングソフト,
日本国憲法
- ユビキタスコンピューティング
(Ubiquitous Computing), p.186
- 「ユビキタス」は「遍在する」という意味.
あらゆるモノに超小型のコンピュータチップを組み込み,有機的なネットワークを構成することで,
様々なサービスを実現する情報システム.
例えば,容器にリサイクルのために必要な情報を埋め込んでおき,
ゴミになったときに廃棄物処理システムにその情報を伝えることなどが考えられている.
- 関連事項:
情報システム,
情報家電
- ◎読み上げソフト(screen reader), p.58
- 主に視覚障害者のために作られた,コンピュータ画面上の情報を読み上げるソフトウェア.
- 関連事項:
アクセシビリティ
- 利便性と弊害(convenience and evil), p.213
- 社会の情報化が進展し,利便性が向上するにもかかわらず,
それに伴って逆に弊害が生じてしまうこと.
例えばインターネットによる情報公開の進展に伴い,個人情報の流出などの
プライバシーの侵害に関わる問題が発生することなど.
- 関連事項:
セキュリティ
- 領域計算量(space complexity), p.153
- 問題を解くために必要な領域のこと.
通常,プログラムを実行し,解を得るために必要な記憶領域の大きさを用いる.
- 関連事項:
計算量,
時間計算量
- 量子化(quantization), p.132
- 標本化で得られたアナログ値を離散的な数字に変換すること.
一般に2進数で表現されることが多い.
- 関連事項:
標本化,
量子化レベル
- 量子化誤差(quantization error), p.134
- 量子化では,一定範囲内のアナログ値がすべて同じディジタル値に変換されるため,
本質的に誤差が生じる.この量子化固有の誤差のこと.量子化雑音ともいう.
- 関連事項:
量子化
- 量子化数(quantifying number), p.133
- 量子化において,最小値から最大値までを何通りの数値で表現するかを表す数.
- 関連事項:
量子化
- 量子化レベル(quantization level), p.133
- 量子化により離散化するときの最小間隔のこと.
これを細かくするともとの情報に近い表現ができるが,伝送に時間がかかったり,
蓄積に大容量のメディアが必要だったり,表示用に大量のメモリと計算処理が必要になる.
- 関連事項:
量子化
- ◎リレー(relay), p.100
- 電気信号により開閉できる電気スイッチ.
- 関連事項:
NOT演算
- ◎リレーショナル型(Relational Type), p.85
- 物理データモデルの一つ,あるいはリレーショナル型データモデルに基づいて
作成されたデータベース.
- 関連事項:
リレーショナルデータベース,
リレーショナル型データモデル
- リレーショナルデータベース
(Relational Database), p.90
- リレーショナルデータモデルにもとづいて作成されるデータベース
- 関連事項:
検索,
オンラインデータベース,
リレーショナル型
- リレーショナル型データモデル
(Relational Data Model), p.86
- お互いに関連付けられた表形式で表されるデータモデル
- 関連事項:
リレーショナル型
- ログアウト(logout), p.155
- ログインの項を参照.
- ログイン(login), p.155
- ネットワーク上のサービスやOSの利用を開始することをログイン(login)
もしくはログオン(logon)という.
これらは利用者の記録(log)をつけるという意味の単語login, logonからきている.
反対に利用を終了させることはログオフ(logoff)もしくはログアウト(logout)という.
一般にログインと対に使われるのはログアウトであり,
ログオンの対になるのはログオフである.
ログインとログオンのどちらを使うかはOSにより異なる.
例えば,Unix系OSではログインが使われ,Microsoft社のWindows
や一部の大型計算機ではログオンが使われている.
ネットワーク上のサービスでは,ログインを使う場合が多いだろう.
恐らくサーバにUnix系OSを用いることが多いためであろう.
- 関連事項:
認証,
ログオン,
ログアウト,
ログオフ
- ログオフ(logoff), p.155
- ログインの項を参照.
- ログオン(logon), p.155
- ログインの項を参照.
- ワープロ(word processing application), p.23
- 文書処理ソフトウェアと同義語.
- ワーム(internet worm), p.166
- インターネットを通じて自発的に感染活動を行い自己増殖する
プログラムのことである.
主にサーバソフトウェアを感染対象とし,感染手段にセキュリティホールを利用する.
感染対象が多い場合は爆発的な勢いで増殖する.
場合によってはネットワークの通信容量を使い切り,
ネットワークの利用を妨害してしまうこともある.
以前はコンピュータウィルスと区別して使われていた用語だが,
最近はコンピュータウィルスと称される場合が多い.
- 関連事項:
コンピュータウィルス,
セキュリティホール
- ワクチンソフト(vaccine software), p.64, 169
- コンピュータウィルスを退治するためのプログラムのことである.
ウィルス対策ソフトを参照.
- 関連事項:
コンピュータウィルス
- ワンストップサービス(one stop service), p.196
- 一カ所で集中・集約的にサービスを提供すること.
電子政府のワンストップサービスとは,行政機関への申請や届け出などの手続きを,
ネットワークを利用して一カ所であるいは一度に,行うことのできるサービスである.
これらの手続きにかかる時間とコストを削減でき,事務処理の効率化と簡素化をはかれる.
- 関連事項:
電子政府,
電子申請