2分木について
「2分木とは木の特別なものである」という定義をしている本もありますが,KNUTHの「The Art of Computer programming」の第1巻「Fundamental Alogorithms」には「2分木は,木の特別な場合ではない・・・・両者は,まったく別の概念である。」と記述されており、著者もその立場を取っています。
根拠は,木には根が必ず存在するが,2分木には空集合も含まれ得るということです。
木の定義自体にさまざまなものがあり,このあたりのことが必ずしも明白ではなかった(著者の調べた範囲では)のですが,「2分木は木の一種である」と言い切る根拠も見当たらなかったので,「2分木とは木とよく似た」という表現にしました。
しかし,本書の対象が初心者であり,視覚的に同じように見える木と2分木を同じものであると説明した方がよいという考え方もあるかと思います。